睨みつけながら三郎の動きを待つ。
殴られるかと思えば、手を離された
三郎は振り向かずに、けれども私に聞こえるように言った。
焦る2人と三郎を見て私も反対方向に向かう。
……私たちは、他人なのだから
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〜尾浜side〜
食堂で昼ごはんを食べようとろ組の元へお盆を持って向かうと、雷蔵と八左ヱ門は焦っているし三郎は殺気立っていた。
話を聞くと、どうやらその妹と揉めたらしい。
三郎が手を挙げるほど怒るなんて滅多にないから意外だ。
三郎はムスッとした顔でご飯を黙々と食べていた。
これは話さないだろうな
食堂には三郎の姿はもう無かった。
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実技の授業で校庭に向かうと三郎しか居なかった。
彼はこちらに気づくと向かってくるので待っていたのだろう
心配と、いつでも帰っておいでという内容の文だった。
…私を否定するような事は一切書いてなくて涙が出そうだったのを覚えている
和尚様から苗字を貸していただいたのだ。
君はもう娘同然だから、と。
…本当にお優しい方だ
気配の無さに思わず武器に手を掛けた。
さすが忍術学園の先生だ
…私と三郎は急いでみんなが並んでいるところに加わったのだった。
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〜不破side〜
淡々とした口調で話すあなたの下の名前ちゃんは、やはり三郎と似たところがある。
自己紹介後に皆が拍手をしていたので、三郎をちらりと見ると不服そうにしながらも拍手をしていた











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。