恭平side
夜、いつも通り部屋でヘアケアをしていた。
駿佑『ふー』
恭平『あ、おかえり』
お風呂から帰ってきたみっちー。
するとベッドに倒れ込む。
恭平『…なぁみっちー』
駿佑『…ん?』
恭平『…あなたってさ』
あいつの名前を出すと起き上がったみっちー。
そして首を傾げる。
恭平『ほんまは女子やったりせえへんかな』
駿佑『…は?』
恭平『だっておかしいよ、男子やのにあんないい匂いするんやで』
駿佑『…たまたまじゃね?』
そう言ってまたベッドに倒れ込む。
恭平『みっちーのタイプっぽいよな』
駿佑『…俺そっちじゃない』
恭平『ほんまはちょっと気になってるくせに』
駿佑『…あいつ男やで』
恭平『まぁ、そうやけどさ』
みっちーがちょっと焦っているのは見て分かった。
もしあいつが女やったら
俺も好きになってるかもな。
新作近いうちに公開します!
選んで頂きたいです!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!