【ころんSIDE】
まんまじゃん。
僕は人間の頭を抱えて、棺桶まで走る。
ッおっも……
吹き抜けになっているから、2階からの物音は全て聞こえていた。
さとみくんがやられた様な音がして、耳を塞ぎたくなる。
早いッ…!!!
でも、いける、!!!!
全力で走って、そして遂に。
僕は、棺桶に頭を入れた。
役目は果たせた…!
もう、殺されても_____
赤い人が、フリーズしてる?
物音1つ、聞こえない。
え、何、僕どうしたらいいの?
___皆は?
ノイズ混じりの放送が流れる。
…良かった、終わった____!!
何それ。終わる為の処理って事___?
…なんか、嫌な予感がする。
…待って。そういう事?
最終日は、皆生残んないと…ダメってこと?
生き返れないの?
嫌だ、聞きたくない___!!!!
必死の思いで、僕は耳を塞いだ。
暫く経った頃。
僕は耳を塞いでいたてを外した。
辺は、さっきと変わらない。
動かない赤い人を見つめながら言う。
彼女は皆のものであろう血を滴らせなから、でも動かなかった。
それって、放送室に居た子が来るってこと?
正直、怖さもあった。
けど、それ以上に怒りがあった。
なんだ、必死でみんな集めたのに“消去”って。
1発殴らないと…いや、殺さないと気が済まない。
物音がして、振り返る。
そこには_____
赤い人、にそっくりな少女が立っていた。
少女は応接用のソファーの上をぴょんぴょん飛び回る。
答えに、なっていない。
呆気に取られていると、今度は後ろから物音がした。
見ると、棺桶から女子生徒が起き上がっていた。
視界が滲む。
もう、意味わかんない…!!!
望んでないし、想像もできない。
無理だ。
さとみくん、なーくん、ジェルくん、莉犬くん、るぅとくん____皆が居ない生活が来るなんて。
そんなの、無理だ。
肩を突き飛ばされて、棺桶の中に倒れ込む。
棺桶は形が変わっていた。
…まるで、僕の身体を型どったかのように。
反射的に声を出した瞬間、急に睡魔が襲ってきた。
瞼が重い。
嫌だ、寝たくない___!!!
そんな意志とは裏腹に、意識はどんどんと闇に溶けていく。
最後にそんな声が、聞こえた気がした。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。