私は高校に入ると居酒屋でバイトを始めた。
慣れないことばかりで毎日疲れていたけど私の為に頑張ってくれているみんなに恩返ししなきゃと思い必死に働いた。
高校生にもなると恋愛に興味を持つ年だが私は周りの人より将人たちの方がカッコよく見えていた。
それだけじゃなく他の人と話してるのを見るとモヤモヤした。
よく分からないこの気持ちを知るべく友達に相談することに。
「血は繋がってなくても兄妹だし」と自分に言い聞かせこの気持ちに蓋をしようと思った。
いつも私を心配して電話やメールをしてくれる駿之介。
私の事を1番に考えてくれる将人。
いつも側で元気づけてくれる匡。
見た目は怖いけど私を大切にしてくれる絃歩。
スーパーチート級の可愛さで癒してくれる竜之介。
5人のことを考えるとこの気持ちを押さえるなんて無理なのに…。
そんなある日のこと。
私に話しかけてきた彼は学年1イケメンと言われている同じクラスの大和だった。
私たちは屋上へ行った。
付き合うとかよく分かんないけど駿之介たちへの思いを忘れる為にも嫌いではないしいいかもと思った。
私は家に帰りみんなになんて報告しようか悩んだがきちんと伝えようと決めた。
勘違いかもしれないけどみんなの顔が悲しそうに見えた。
彼氏出来た事が私をどん底に突き落とすなんて思いもしなかった。この時はまだ…。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。