side:西畑
佐藤「 流星 、そろそr 」
大西「 はいはい 、分かっとるって 」
佐藤「 … 流星 、私
20分前から言ってんねんけど 」
大西「 どうしようが自分の勝手やんか 」
… あ 、ども 。西畑です 。
今ね 、振り確認し終わった後の休憩やねんけど
流星はどこか納得いかないのか
ずっと練習しとる 。それも30分ぐらい 。
あなたも止めようとしてんねんけど
流星は一向に止めようとしない 。
佐藤「 … 流星 、辞めろって言ったら辞めて 」
大西「 なんであなたちゃんに
指図されなあかんの?」
佐藤「 流星のためを思って言ってんねんけど 」
大西「 自分のことは自分が
一番分かっとんねん 、せやろ?」
佐藤「 … 」
大西「 だったら邪魔せんといて 」
佐藤「 ねえ流星 、」
大西「 っさいなぁ 、!!!!!」
流星はその辺の机を殴った 。痛い痛い ( )
ガシャン 、と超デカイ音がしてチビジュも 、
兄組も 、全員が静まって視線がこっちに向く 。
丈くんとはっすんが仲裁人として入って
くれてるけど流星の睨みは治らない 。
大西「 あなたちゃんはいいよね 、呑気で 」
佐藤「 … 」
藤原「 流星 、落ち着けって 」
大橋「 あなたも様子見ようや 、なぁ?」
大西「 こっちは単位取らなくちゃいけないし
テストだって順位落としたら親に怒られるし
かといってJr.の仕事が落ち着くわけでもないし
宿題だってレッスンだって忙しいし!!!!」
佐藤「 ……… 」
大西「 っ 、、、(よろける) 」
藤原「 流星 、」
佐藤「 … 言いたいことはそれだけ?」
大西「 … もういいっ 、」
そう言って流星は近くにあった
ソファーでクッションを抱き 、
俺らに背を向けて寝っ転がった 。
流星も受験生やからなぁ 、。
兄組がチビジュと練習を再開させて
あなたは頭をかきながら部屋出て行ったんで
俺は流星の相手してきますっ♡(
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。