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第1話

プロローグ
83
2026/05/21 13:26 更新
パキッ
静かな病室に、
小さな硝子音が響いた。
(なまえ)
あなた
……
白いシーツの上。

私の指先から、
淡い青色の破片がこぼれ落ちる。

触れた瞬間、
さらさらと星屑になって消えた。

窓の外は夜だった。

暗い病室の中で、
透けた指先だけがぼんやり光っている。

最近、
増えた。

透ける場所も。

砕ける回数も。

慣れた手つきで、
散らばった星屑を集める。

看護師さんに見つかると、
また悲しそうな顔をされるから。
(なまえ)
あなた
……大丈夫、大丈夫
誰に言うでもなく呟く。

でもその瞬間。

ピシッ──

と、
今度は手首にひびが入った。

細い亀裂の奥で、
夜空みたいな光が揺れている。

息が止まる。

怖い。

……怖い、はずなのに。









「綺麗」
そう思ってしまった自分が、
一番怖かった。

その時。

病室のドアが開く。
pr
新入り起きてんの?
気だるそうな声。

顔を上げると、
そこには点滴スタンドを引きずった少年が立っていた。

ぼさぼさの髪。
眠そうな目。

けれど。

私の透けた手首を見た瞬間だけ、
その目が静かに揺れた。
pr
………
(なまえ)
あなた
ほしく──
私がが答える前に。

パラパラッ

また小さな星屑が零れる。

少年――ぷりっつは、
それを黙って見つめたあと。
pr
談話室来る?
pr
夜寝れねぇ奴らの溜まり場だから
そのなんでもないことのように放った言葉が

私にとって、
この病院で最初にもらった
初めての、優しさだった。
⚠︎黎明総合奇病医療センターからのご警告

・本作品は全てフィクションとなっており、実在しません。
・パクリではございません。
・また、本作品は患者様の意にそぐわぬ流血表現や暴力表現などが登場する場合がございます。
 苦手な方は控えることをお勧めいたします


今プリ小説制限5分なんです。
色々考えて書いたので、更新無なのは許してください。



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