朝起きたら家だった。
最後に覚えてるのは……。
…仕事っ!!
渡辺さんたちに…まだ…。
柊「うっ、」
急いで起き上がると頭痛がした。
え、まさか仕事中に倒れたとかじゃないよね、
そんなん…渡辺さんだけじゃなくて深澤さんにも、宮舘さんにも…
終わった……。
とっ、とりあえず!!
柊「仕事に行かなければっ!!!」
目黒「だめでーす。」
ラウール「柊さんは寝てくださーい。」
なんか…聞いたことのある声…。
寝ぼけてんのかな。
柊「いやいや、仕事に…」
渡辺「だめ。早く寝てろ。」
柊「……。」
……!?
柊「えぇっ!?」
柊「なんで…みなさんが私の家にっ!?」
ラウール「なんでって…。」
目黒「おつるに頼まれたから?」
柊「叔父さんに…?」
渡辺「前、俺たちの前で倒れただろ。」
渡辺「だから今柊さんはおやすみ。」
ラウール「おつるさんとかいとぅーくんが仕事してくれてるよ。」
私はなんて迷惑を…。
柊「っごめんなさい!!」
3人「……?」
目黒「…何が?」
柊「えっ、?」
目黒「柊さんは何に謝ってるの?」
柊「みなさんに迷惑をかけてしまったこと…です。」
目黒「俺たちみんな、柊さんの事迷惑になんか思わない。」
目黒「ねぇ?しょっぴー。」
渡辺「……おう。」
渡辺「むしろ迷惑かけてたの俺だし。」
いや、それは私が未熟すぎるから…
渡辺「涼太もふっかも言ってた。」
渡辺「柊さんはSnowManにふさわしいって。」
柊「渡辺さん…っ!」
ラウール「柊さんよかったね!1週間に間に合ったよ!」
柊「っはい!!」
目黒「うん。そういうことだし。」
ラウール「寝てくださーい。」
柊「えぇっ、」
柊「仕事に…」
渡辺「柊さん。」
柊「…はい。」
渡辺「寝て。」
柊「はい……。」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。