第20話

13話
3,337
2022/06/08 11:04
(なまえ)
あなた
〈言うこと聞かなきゃいけません〉ってママ言うけれど
〈大人もだいたい間違えてる〉ってパパはいった
教わってきた方法論
強制「ほうほう」を
疑ってはなんだかんだできていた
夢も無いわ
愛情に絞る「ありがと」
郷の中でバカを叩き笑う
僕は
優等生 生 生
YouはStay Stay Stay
常識は守って暮らせよ ハッハ
優等生 生 生
YouはStay Stay Stay
良識は習って仕込めよ ハッハ
ラルラリラ ラルララララリラ
常識は守って暮らせよ ハッハ
ラルラリラ ラルララララリラ
なんだかな涙すら忘れてしまったようです
休みの日
(なまえ)
あなた
はるか遠い遠い昔巻かれた首輪
人が欲しい 人が欲しい
と叫ぶ呪いの首輪
怒らないで
見捨てないで
どこも行かないで
(ねぇ)
強く絞める
吐くまで絞める
人がいないいないと
いい成績でしょ
ねぇ
ねぇ
いい子でしょ
かわいい子でしょう
ねぇ
ねぇ
いい子でしょう
苦しい
ねぇ
愛して
愛して
愛して
もっともっと
愛して
愛して
狂おしいほどに
苦しい
苦しい
呪縛を
解いて
解いて
ねぇ
止められない
嗚呼
皆は歌を聞く
(なまえ)
あなた
(何か痛い
なんで痛い
どうしてこんなにとても痛い
何か痛い
何で痛い
どうしてこんなに痛がりたい
何か痛い
何で痛い
どうしてこんなにとても痛い
何か痛い
何で痛い
どうしてこんなにとても痛い
どうしてこんなに痛がりたい)
もー痛い
とても痛い
どうしてこんなにとても痛い
あー痛い
キミに伝えたい
キミだけには伝えておきたい
もーつらい
とめもつらい
どうしてこんなにとてもつらい
会いたい
キミに会いたい
胸のこの辺がとても痛い
きっかけは自分だったのです
傷をつけてしまったのです
放っておけば自然消滅でも
痛みがいちいち主張してくるよ
閉じていたらなにも見えない
なったモノにしか分からない
そんなの理不尽極まり無いよ
誰かボクの苦しみを知ってよ
こーないでー
こーないでー
そんなに刺激を与えないで
ドンマイです
ドンマイです
いちいちわめき散らさないで
ゴーアウェイゴーアウェイそう
私はそのうち消え去るようだから平気なフリして耐えきって
…よ
もー痛い
とても痛い
どうしてこんなにとても痛い
あー痛い
キミに伝えたい
キミにだけには伝えておきたい
もーつらい
とてもつらい
どうしてこんなにとてもつらい
会いたい
キミに会いたい
胸のこの辺がとても痛い

とても長い
(なまえ)
あなた
悪戯は知らん顔で
言い訳は涙を使って
寂しいな
遊びたいな
蜂蜜みたいにどろどろ
あなたにもあなたにも
私はさ 必要ないでしょ?
世の中に けんもほろろ
楽しそうなお祭りも
さぁあんよあんよ
こっちおいで
手を叩いて
歩け らったった
嫌んよ 嫌んよ
そっぽ向いて
今日も私は
悪い子
いらん子
長く
(なまえ)
あなた
また月が上る
今日が終わりだす
願い奏でる
言葉を飲み込みこむ
Fridaynight 泣き出す
君はまだ大丈夫
駆け出せ足音 明日を変えたい
なら なら
まだ まだ まだ
また夜空一周に
満たして欠いて流れる
回る空うざき
君と明日はイコール
まけるな明日に
背を向けたくない
から から
いま から から
遥か月を目指した今日の空は
彼方西に流れた
「もう泣くなよ」
遥か月を目指した今日の空は
数多星を降らした
夢じゃないや!
夢じゃないや
永く
(なまえ)
あなた
ちょっとばかり
生きてみようかな
でも明日が怖くて
引きこもる
こんな僕でごめんね
パパとママにありがとう
学校に行くのはもうやめた
会話をするのが怖くなる
こんな毎日が続くの?
明日もきっと独りきり
でもねまだねもっといきたい
君が君が大好きだから
過去も今も未来のことも
全部全部
愛しているよ
辛く
(なまえ)
あなた
あぁほらまた間違えた
これで何度?何回目?
ねぇほら塞いでたってぽっかり浮き出る傷痕
あぁほらまた誤魔化した見て見ぬふりお上手ね
もうほらなに言われたって
誰も私を望まない
むき出して痛い痛い
強がって痛い痛い
息詰まって痛い痛いんだよ
私って失敗作だってさって
いらない子なんだって
何したって頑張ったって駄目らしいや
愛愛愛されたくて偽って
もっともっと笑顔でいればいいかな…
つらく
(なまえ)
あなた
嫌われることが怖くて
僕は僕は僕を隠した
誰かの陰口が痛くて
僕は耳を塞いだ
本当の僕は汚くって
きっとみんな僕を嫌うから
本当の僕は隠しちゃって
綺麗なとこだけ見せてたんだ
ある日誰の言葉も全部
嘘に聞こえて悲しくなった
そうだ僕のことを嫌うのは
誰かじゃなくて
見せたくない方の僕だ
今君に
もういいかい
ねぇまだだよ
そのうち声も届かなくなって
もう一体僕は僕が誰なのか
わからないんだ
冷たく
続きます!

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