第15話

二 燃える時に
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2025/11/23 14:03 更新
ある夜、シャイロックはバーの

片付けをほとんど終えたところ、

急に厄災の傷が発動し、心臓が燃え出した。
シャイロック
シャイロック
.....っ!くっ.....
あまりもの痛みにその場でしゃがみ込む。

カウンターの横を握り、胸を抑える。
シャイロック
シャイロック
まったく.....、なんで.....
...今......っ。
シャイロックは少しの間1人で

うずくまって荒い息をしていると、

急にムルが現れた。
ムル
ムル
シャイロック、また厄災の傷?
痛い?泣く?
シャイロック
シャイロック
嫌な人....黙って賢者様をっ....
呼んできてくださいよ......
ムル
ムル
はーい!
ムルはその場で数回転してから

ルンルンとあなたを探しに行った。


あなたは自分の部屋で静かに賢者の書に

その日の出来事を書き込んでいた。

すると急にわっとムルがドアをノックせずに

開いて飛び込んでくる
(なまえ)
あなた
.....ムル。なんか用か?
ムル
ムル
賢者様、何してるの?
(なまえ)
あなた
今日の依頼での出来事を
記入していたところだ。
ムル
ムル
へー!
(なまえ)
あなた
どうかしたのか?
ムル
ムル
んー、シャイロックの心臓が
また燃えてるくらいかな!
(なまえ)
あなた
!? 厄災の傷か...
今どこだ?
ムル
ムル
バーにいるよ!賢者様を
呼んできてって言われた!
(なまえ)
あなた
わかった。
伝えてくれてありがとな、ムル。
そうとだけ言って、あなたは賢者の書を閉じて

急いで部屋を出てバーに向かった。


駆け込むと、シャイロックが

バーカウンターの後ろでうずくまって

しゃがみ込んでいる姿が見えた。
(なまえ)
あなた
シャイロック...!
シャイロック
シャイロック
.....っ、賢者様.....
痛みの中、シャイロックはあなたを見上げると

少しホッとした表情になる。

急に力が抜けたのか、彼は前に倒れ込みそうになる。
(なまえ)
あなた
....っ!っと、危ない....
あなたはサッとシャイロックを支え、

隣にしゃがむと、優しく彼を引き寄せて

背中をさすった。
(なまえ)
あなた
もう大丈夫だ....  ゆっくり息しよう。
あなたの声はいつもより一段と優しく、

シャイロックをそっと抱きしめながら

息を整えさせようとする。

彼の燃える胸元にそっと手をかざし、

賢者の力を流れ込ませる。

シャイロックの厄災の傷は、賢者の力で

完全に止まらせることはできないが、

少し癒して痛みを和らげることはできる。
シャイロック
シャイロック
はあ....はあ.....っ、
すみません、毎度....
(なまえ)
あなた
いつも謝るなと言ってるだろう。
シャイロックはあなたの言葉に苦笑し、

痛みが少し引くと、よりあなたにもたれかかった。



あなたは静かにその場から動かず、

シャイロックを抱えながら一緒に座っていた。

やがて厄災の傷は収まって、

吹っ切れたかのようにシャイロックの体は

ずっしりとあなたの腕の中で重くなった。
(なまえ)
あなた
収まったか...?
シャイロック
シャイロック
はい....なんとか...
(なまえ)
あなた
ソファの方に行こう。
床より心地いいだろ。
シャイロックはこくりと頷く。

あなたはそっとシャイロックの腰に手を回し、

立ち上がるのを支えた。

シャイロックはほとんど完全に

あなたに体重を預けていた。

あなたはゆっくりシャイロックをバーのソファに

下ろしてから隣に座った。

シャイロックはそのまま深呼吸をしながら

あなたにもたれかかる。
(なまえ)
あなた
落ち着いたか?
シャイロック
シャイロック
ええ..... 今回もまた
ありがとうございました....
(なまえ)
あなた
気にするな。賢者の力で
止められたらいいんだけどな...
シャイロック
シャイロック
ふふ.... 賢者様が一緒にいて
くれるだけでも助かりますよ...。
(なまえ)
あなた
......本当か?
シャイロック
シャイロック
はい。いつも安定していて
落ち着いた賢者様がいると
安心できます.....
シャイロック
シャイロック
もし、私が倒れても
支えてくれるでしょう?
(なまえ)
あなた
そりゃあ、もちろん....
シャイロック
シャイロック
そういうところですよ....
シャイロックはふふっと静かに笑い、

あなたの肩に頭を置く。

彼の周りはやはり落ち着く。
シャイロック
シャイロック
いつもお世話になってます...
これからもよろしくお願いしますね
(なまえ)
あなた
ああ.... いつでも呼べ

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