鬼殺隊の刀を作成する職人が集まる刀鍛冶の里
鬼殺隊の要であり急所でもあるため、柱にすらその場所は秘匿されている
隠の方に順々に背負われながら里へと向かう
自分は目を瞑り。耳栓はあるものの、人の気配や風で人里から山間に入っていくのを感じた
目を開けると、やはりそこは山間部の隠れ里だった
以前訪れた時と景色が違う
有事の度に移転しているという話は本当らしい
里長の家を案内されたのでまずはそちらに挨拶に向かった
小さなご老人の里長、鉄地河原鉄珍様はケラケラと笑った
案内された鍛冶場に向かう途中でも、至るところに鍛冶場や制作場がある
鉄の打ち付ける音、火花の光、研ぎ石と刀の擦れる音
職人の街というのは趣がある場所だな、なんて覗きながら歩いていると、あっという間に鉄穴森さんの工房に到着した
自分でも刀の手入れは勿論するけれど、打ち粉をはたいて拭き取る程度の簡単なものだ
大きな戦いが訪れるかもしれない
そう御館様が仰ったこともあり、刀を万全な状態にしておきたいと思っていた
刀を渡すと、鉄穴森さんは手早く拵を取り、じっくりと刀身を眺め始めた
鉄穴森さんの示した方角からは少し硫黄の匂いがした

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。