俯いていた顔を、正面にあげまっすぐにくられ先生を見つめる。
うんうん、と周りが頷き、
と、ツナっちが自分の考えを率直に話す。
マイキの素直な視線に、あぁ…と声を漏らすツナっち。
ニコニコと悪い怪人たちがツナっちを見つめて笑っている。
と、少し本気そうな先生達に動揺しながら、くられ先生の判断が下りるのを待つ。
暫くすると
と言うくられ先生の声が響く。
すると、先ほどまで騒いでいた怪人達の会話がピタリと止み、くられ先生の方向を向く。
という、怪人達の心を置いてまた話し始める。
突然のことに、珈琲を飲んでいたあなたの名前先生が吹き出す。
と倫獄先生から渡されたタオルを受け取り、口元についた珈琲を拭き取り、もう一度くられ先生の方を向く。
怪人達から盛大なツッコミがはいる。
と片手で、キャンキャン騒ぐ怪人達を止め、珈琲を静かに見つめるあなたの名前先生の方を向く。
少しいたずらっぽく話すくられ先生にあなたの名前先生が少し嫌そうな顔をしてくられ先生を睨みつける。
黒幕さんや亜留間先生もはぁ…とため息をついている。
と、にたり、と漫画のような不気味な笑みを浮かべてあなたの名前先生と話しをする。
あなたの名前先生は、
悲しそうに、コップの底を見ながら、
何かを思い出しながら、話しているような口調で、
こう、答えるあなたの名前先生は、たくさんの苦労があったことを、何か大切なものをなくしたことを、物語っていた。
あなたの名前先生は、冷え切った珈琲をゴクリと一口で飲み込むと、コツン、と音を立ててコップを置いた。
そっとくられ先生が口を動かす。
その言葉を、一瞬にして理解したあなたの名前先生は眉間なシワを寄せ、嫌そうな顔をする。
そう、あなたの名前先生が口に出すと、先生達は、あぁと首を縦に振る。
亜留間先生の言葉を遮り、そう口を出すあなたの名前先生の声は、怒りを含んで居るような気がした。
皆の頭が、クエスチョンマークで埋まる。
そのことはお構い無しに、くられ先生とあなたの名前先生は話を続ける。
その言葉と同時に、ダン!、と机を思いっきり叩く音が聞こえ、くられ先生は、にたにた、と笑っている。
あなたの名前先生が勢いよく立ち上がったのだ、
ぽつりぽつりと、言葉を話していく、
ゴゴゴと、某、漫画のような効果音を背景に立てて
と、マイキの方を向けば元気な声で
と返って来る。
すると、さっきの表情とは、打って変わり顔を青白くさせているような気がする。
マイキの手を見ると少し震えているような気がする。
あなたの名前先生が、はぁ、とため息をつくと席を立ちマイキに近づくと、大きく手を縦に振りかぶった。
マイキは、手を挙げると同時に目を思いっきりつぶり、手を十字にして、頭を上に持っていき守りのポーズをとる。
これは、
悲しそうに、ぽつりとつぶやいたあなたの名前先生は、あげていた手をおろして、優しくマイキの頭を撫でた。
なにより、と続ける。
そう、はなすと、マイキーはまた、体をビクリと動かす。
眠いから、合ってるかどうかも…だけどな。
と付け足し
ひらひら、と手を振ってはまた椅子に座る。
暫く、無言の時間が続いた後、
法律に違反しない程度でね。
と告げると
とん、と胸を張っている倫獄先生。
オドオドしながら、あなたの名前先生の顔色をうかがいながらそう、述べる。
あなたの名前先生は、まぁ…と視線をそらしながらそういうと、マイキは嬉しそうに微笑んだ。
あなたの名前先生が左手に着けられた腕時計を見て、つぶやくと、
ガダン
と大きな音とともに、きゃー!!という、りりか先生の奇声が聞こえた。
よっこらしょ、とおじさんみたいな声を上げてあなたの名前先生は椅子を立ち、りりか先生の所に向かうことにしたらしい。
あなたの名前先生とシロヘビ先生、ハスがともに廊下を歩いていると、後ろから
てとてと
とマイキがついてくる。それを無視して歩き続けていると、前から凄い速さでこちらに走ってくる、りりか先生と、ナタリーちゃんがいた。
ナタリーちゃんが、後ろを指差す。その指の先にはマイキがいた。
しばらく廊下を歩いていると、そんな声が聞こえてくる。
駆け足で行くと、見開きになっている扉の中には肩を押さえて悶えている人が一人、その悶えているのを支えている女子が一人、謎男子が一人。
平然とした顔でそういうシロヘビ先生は、多分後でりりか先生に怒られるであろう。
とため息を1つつくと、マイキが肩をビクリと震わす。
といって、ぐい、と肩を伸ばすとあなたの名前先生の綺麗な髪が横に揺れる。
コツコツ、と靴下を履いているのに立つわけない靴の音を立てて、慌てふためく学生の前に歩いていく。
といった次の瞬間、ガキ、と絶対なってはいけない音がなる。少なからず、治ったのだろうが、
と、痛そうな顔をしている。
一方で、もう1人の男子と、女子が、
押されているのか、単純に怯えているのか、よくわからないが、あなたの名前先生は二人をつかんでは、床に投げ飛ばす。
かつてない低音に、ビクリと体を動かす先生達と、ひぃ、と怯えたような声を出す、モブ2人。
少し騒がしかった部屋が一瞬にして凍りつき、先生達は部屋を出ていった。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。