第6話

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2023/12/31 17:17
まずい、このままではぼっちゃんが消されてしまう
多分あの内容、
よく読めないところもあったけど私以外は全員”敵”だ
早くぼっちゃんに伝えに行かないと...








メイド長
ねぇ、あなたの下の名前(カタカナがおすすめ)さん
(なまえ)
あなた
はい!なんでしょうか?
私はササッと本を後ろに隠した



...そこで私はこの”最悪”な状況を理解した
この場にはメイド長と私しかいない
この状況は完全に相手に飲まれた

信頼されている相手とあまり信頼されていない私
そして私は既に自分の仕事は終わっている
しかも夜だ、こんな時間に出歩く意味が無い





メイド長
あなたの下の名前(カタカナがおすすめ)さん、あなたなんで外を出歩いているの?
メイド長
仕事は仕事は終わっているはずよね?
後、後ろに隠したものは何


...これは素直に行った方がいいのでしょうか
多分このまま嘘をついていてもいつかバレるでしょうね
(なまえ)
あなた
...すみませんでした、勝手に持ち出して
メイド長
...ワタシは何をって聞いているの
すみませんじゃ分からないわ
(なまえ)
あなた
これです
メイド長
...ということは盗んだって言うことよね
これじゃあなたこのまま消されるわね、残念


これじゃあ私とぼっちゃんが消されて終わってしまう
これは、私が止めなければ終わらない事




(なまえ)
あなた
...メイド長さん私を契約通り後1年ここで働かせてください

メイド長
アイツが12になるまでって言う事ね
メイド長
...まぁいいわあんなヤツの面倒みる人なんてそうそういないからね


ぼっちゃんのことをそんな...
(なまえ)
あなた
...ありがとうございます
メイド長
まぁ、後1年頑張りなさいねぇ




バシッと効果音がなるように私の手から本を奪っていった



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