第4話

奇襲
183
2025/10/03 13:38 更新
心臓が小さく跳ねる感覚がする
奇襲の時のこの緊張感が俺には合っているのだろう
az
…
kmts達に今でいいか、と伝えるように目線を動かす
kmtsが小さくcnm先生に耳打ちをする
それを見たopの表情が少し固くなった気がした
cnm
『い』『い』『よ』
口をその形に動かし、手で丸を作る
社長達を見ると、あと少しで建物に着きそうだった
浅くしていた呼吸を止め、一度深呼吸をする
az
っ…
静かに走り、少し後ろを歩いていた女性の首にロープをかけ、声を出せない様口を手で塞ぎ思いっきり締める
手袋越しでも唾液の感覚が気持ち悪い
すると、ギリッと小さい音を立て男に気づかれる
男
…あぁ
男は少しも動揺せず、思い出したかのような声を漏らす
そして、罠にかかった鼠を見るような目で、気味の悪い笑みを浮かべた
パチン
男が手を叩くと後ろから二人、いや、もっと多い数の人が出てきた
az
やっぱりかぁ…
声が出てしまったらしい、まあいいか
そう、奇襲が得意な俺はいつも一番に行く
つまり、囮だ

他の奴らなら何も言わず当たり前だと言うように俺を行かせるが、あいつらは心配してくれる
男
…?
だけど、そんな場合ではない
もうほとんど動かない女を床に捨て、思いっきり踏み台にしてジャンプする
kmts
うっわ出てきた
やっぱり、まだ居たか…報酬も高かったしな
そうじゃなくて、援護しに行かないと
cnm
いつものね、分かった?
二人にそれを言い終わる前には走り出していた
azがジャンプしながら何人かをナイフで切る
パァンッ
kmtsの銃から発砲音が聞こえ、部下の注意がそっちに向く。男はしっかりとazを見ているが。

男の後ろに行き思いっきり斧を振りかざす
男
…
男が部下を盾にする
気持ち悪い、こいつ何考えてんの?でも今は…
op
社長さん、
甘ったるい香水の匂いがいきなり現れ、綺麗な響く声でopが囁く
ひらひらと誘うように舞う衣に目線が行く
男
は…
男の目にはopしかいない、その隙に自分の銃を男に発砲する

ギリギリで避けられ、ちらっとこちらを向いた
azは出来る限り部下を止め、kmtsもその援護に入りながら周囲を警戒してくれている
op
ふふ
月明かりで、男とは思えない程妖艶な笑みを浮かべ男の腹に思いっきり毒を刺す
ビシャッ、と血が吹き出てopの淡い色の服が真っ赤に染まる、もちろん私も。
kmts
もう、居ないかな
az
気持ち悪い、ちょっと早く帰ろ
血の匂いがいきなり押し寄せてくる
op
後は上の人(あっち)がやってくれるでしょ
cnm
そうだね、帰ろ
次いでに斧を投げて監視カメラを壊して、社長のネックレスをヒールで踏みつけた

プリ小説オーディオドラマ