第3話

3.事件の始まり
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2024/01/14 06:05
我々警察は今、重大な事件の捜査をしている。それは、連続殺人事件の捜査だ。この事件の始まりは、一件の通報から始まった。「至急至急。幻想郷署より各局、現在人里にて人が血を流して倒れているとの110番入電(にゅうでん)。指令番号10番。現急(げんきゅう)可能なPCおよびPMは至急急行せよ。」とのことだった。死人が出ており捜査の必要があるため、刑事課も現場に向かった。私はキザシ(覆面パトカーでよく使われている、セダンの車両。)に乗り、回転灯を屋根に乗せてスイッチを押した。スイッチを押すと回転灯が真っ赤な光を辺りに散らしながらヴーというなんとも言い難いサイレンを鳴らした。私が現場につくと先に地域課が現着していて、規制線をはっていた。現場は人気のない建物の裏だ。建物と建物の間の通路には警察の立入禁止テープがはってある。私は建物の前に車両を止めるとテープの下をくぐり抜けて現場に入った。するとブルーシートの壁に囲まれた遺体の血生臭い臭いがした。私は手袋をして遺体の横に腰をおろした。そして他の刑事もぞろぞろとやってきた。腹部には穴が開いており、ナイフによるものだと思われた。そのためこの事件は殺人事件として扱われることとなったのだが、数日後また近くで殺人事件がおきた。そして数週間後には複数件の殺人事件を取り扱うことになっていた。そして、現場には血で何かしらの落書きがあるため、同じ人物の犯行と思われた。そのためこの事件は連続殺人事件として捜査することになった。

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