今日は月に一回行われる、「軍事練習の成果」がある。それは別名、「脱落者の地獄」と言われている。何故なら、ここでもしいい成績を取れなかった場合、劣等生と言われている人たちはさらに冷ややかな視線を受けることとなるからだ。そしてそれは、上位の人も同じだ。
だから皆、死ぬ気で喰らいつく。
すると、銃声が四方八方から聞こえてくる。
カメラをいじっていると、あなたがたまたま映った。撃ったりしないのかと様子を見ていると、
あなたの悲痛な叫びが聞こえた。それは弱々しく思えた。いつもはあんなにも陽気で。そして明るいのに。別人じゃないかと思って何度も目を擦ったが、間違いなくあなただった。
体全体が暑かった。みんな私を蹴落とそうと必死になって狙ってきたので、それに対応して、必死に、皆を蹴落とした。血が若干ついていた。おそらくナイフか何かで傷つけてしまったのだろう。
スコアが表示され、残り人数が表示される。私だけが残ったらしい。最大評価のA+だった。
ずるずる足を引き摺りながら、今日もまた生き残った安堵と、罪悪感に揉まれていた。これがこの学校でのルールだ。全員が敵だ。友達だって、クラスメイトだって、全員敵だ。




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。