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第1話

妻と夫_第一話『やることメモ』
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2025/10/07 09:36 更新
冷蔵庫を開けるついでに妻のメモを毎日見るのが日課だ。
『にんじん』、『キャベツ』が書き並ぶ中、なぜかいちごミルクの文字が。
飲みたくなったのだろうか?
(可愛い……)
……俺も久しぶりに飲みたくなってきたな。
近くのショッピングセンターにフルーツジュース系の店があった気がする……。
ついでに買ってくか。
(たかがМサイズのいちごミルクなのに高くね?)
なんか女の子っぽい店だからか……?
まあいいか。
全部高いし、どうせならLサイズにしてやろう。
女性店員
女性店員
ありがとうございました〜
ガチャッ。
ツ◯ッター見ながらいちごミルクを飲んでたら妻が帰ってきたようだ。
おかえりー
ん、ただi……
ちょっと!?何飲んでるの!?
えっ?いちごミルク……
やばい。
何か地雷踏んだか?
何であんたが飲んでんのよ。
しかもL。でかい
人のいちごミルクを指指す妻。
あ〜……。じゃあ、飲むか?
瞬間、妻の瞳の色が変わった。
えっ!?ホント!?
良いの!?やった〜!
持っていた買い物用のマイバッグをドスッと雑に床に置いて妻が駆け寄ってくる。
めっちゃ嬉しそうだ。
まるで小さい子供のよう。
横髪を右手で耳にかけ、俺が半分ぐらい飲んだいちごミルクを美味しそうにちゅーちゅー吸う。
〜ッ
俺の手から飲むもんだから、だいぶ近い妻の横顔にふかくにもドキッとする。
ちぅー……
長くね?
ぷは、あそこんとこのでしょ。
やっぱ、私が見込んだとこのだけあって美味しいわー
お前は一体誰なんだ。
まだチラチラと俺のいちごミルクを見てくる妻。
……圧がすごい。
……俺もう半分ぐらい飲んだし、いるか?
敗北。
えっ!ホント!?いるっ!!
シュッと掻っ攫われる俺の……いや、すでに妻のいちごミルク。
ふふんっ♪ありがとっ
どういたしまして
悪い気はしない。 
翌朝。
妻のメモには、『じゃがいも、トマト、のり、ハム』。
そして、それらより少し大きめの字で『プリン』と書かれていた。
あとがき


はじめまして。
可惜夜あたらよと申します。
最近プリ小説にアカウントを持ったばかりの新参者です。
優しくしてください。
もう一つの小説の方がメインです。
こっちはかしこまらずに書こうと思っています。
A型(人類を4種類に分けるな)なので、丁寧に書きすぎて時間がかかる定期。
諸事情あって、恋愛モノ苦手なんですけど、NLの夫婦モノとかは好きなので書いてみました。
誤字脱字や矛盾しているところなど、ちゃんと確認するくせして見逃すので、コメントでこっそり指摘してくださると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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