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第6話

第一章 主失編 第六話 龍倒
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2026/03/05 14:06 更新
カケラ
そろそろこちらに気づかれます。静かに、急いで準備をお願いします。
楠樹 朱音
わかりました。
滅壊龍
グルルルルルル⋯
カケラ
ようやく気づきましたか。
楠樹 朱音
行くよ。
カケラ
うん。
ドゴォォォン
相手は腕で潰そうとしていた。しかし、うまく避けられた。
楠樹 朱音
まずは相手のあそこを壊そう!
カケラ
わかりました。
カケラは、目の前に炎の球をつくった。
カケラ
ファイアボール!
一発目ながら、その球は見事にあそこへ当たった。
楠樹 朱音
(相手の再生までの秒数は10秒、転ばせて手の部分を攻撃する!)
今度は、手をちょこんと振ると、凄まじい風が吹いた。
滅壊龍
グルルル⋯
楠樹 朱音
これでも転ばない⋯
カケラ
じゃあ数で攻めるのみ!
すると、もっと力強く、もっと速く、手を振っていた。そして、相手はどんどん後ろへ下がっていき、遂に転んだ。
楠樹 朱音
今だ!
すると、目に見えないほどの速さで跳んでいき、相手の両腕を攻撃した。だが⋯
楠樹 朱音
石が、ない⋯
そして、頭の石が完全に治ってしまった。
カケラ
だけど、2つ目の魔法を使うのみ!
すると、暗い綺麗なの空のうえに、紅色の鋭い宝石が作られた。
カケラ
攻石落下!
すると、龍の体に見事に直撃し、刺さった。
カケラ
板石落下!
すると、凄い重そうな石が降って、龍に直撃した。
滅壊龍
グワァァァァァァ!
というと、龍は灰となって消えてしまった。
楠樹 朱音
倒した!
カケラ
終わりましたね。
空には丸い月と輝く星々があった。
グワァァァァァァ
カケラ
また来てしまいました。しかも⋯350体以上⋯
楠樹 朱音
え⋯
カケラ
これは対処しきれません⋯
楠樹 朱音
けど、さっきの範囲を広げればいいんじゃないの?
カケラ
魔力は足りますが、先程の龍より97倍はつよいです。残った魔力では倒せません。また、今のとこもう1個しか魔法がありません。しかも、最終手段用なので、使っていいのか⋯ この先強い敵が出たときに対処できるのか⋯ そういうのを考えると簡単には使えません。
楠樹 朱音
けど最後まで使わないで滅んだってのは避けないと駄目ですよ⋯
カケラ
はい。
楠樹 朱音
なんとかして、龍倒あんぜんをとりもどしたいですね。
カケラ
はい⋯
カケラ
また来ました⋯ え?
楠樹 朱音
どうしたんですか?
カケラ
こんな量対処しきれません⋯ 9471体なんて⋯
楠樹 朱音
これ、どうしたらいいですか?
カケラ
しかも、帰還するために行く村は全滅です⋯
楠樹 朱音
どうしたらいいんです⋯え?
カケラ
楠樹さん、最終手段というのは、自分を贄にして、平和を取り戻します。敵は居なくなり、猫たちを還す事が出来ます。
楠樹 朱音
待って⋯まだわからない事が沢山あるのに⋯
カケラ
もう間に合いません。こうするしかありません。止めないでください。
楠樹 朱音
嫌だ、そしたらあの子達はどうしたらいいの⋯
手を伸ばし触れようとしたが、触れられない。姿が薄くなっていく。
カケラ
最期に、猫たちは任せてください。何とかします。
楠樹 朱音
待って、待ってよぅ⋯
カケラ
最期に、貴方はきっと、あの猫ちゃん達と再会できます。私を信じて。
楠樹 朱音
うん、信じるよ⋯
カケラ
短い間だけど、楽しかったよ⋯。
そう言うと、灰となってその場で消えてしまった。
楠樹 朱音
⋯。
自分は、黙りながら、悲しむことしかできなかった。
そして、周囲の龍は全員消えていた。

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