第46話

第45話
12
2025/07/17 06:20 更新
1週間後...
《ねが視点》
いつも通り教室に着くと、俺らは自分の席に座る。
モブ男1
ねが~?お前今日のニュース見たか?
ねが
ニュース?見てないけど...それがどうしたの?
モブ女1
何か昨日この学校付近で生徒が殺されてたんだって
ねが
えっ?マジ?
モブ男2
普通に怖いよな...
モブ女1
てか、その殺されてた生徒って確か...2年生の女子生徒だったんだよね
モブ男1
あれだろ?2-6の奴だろ?
ねが
...えっ、2-6って確か...
...みつきっちとにぶぶのクラス...?
モブ男1
てか、確か2-6にめっちゃモテてた男子居たよな?
モブ男2
そういえば居たな
モブ女1
確かみつきくんでしょ?結構な頻度で告白されてたって言う
モブ男1
ねがって確かみつきと仲良かったよな?
ねが
えっ...うん...
モブ男2
何か知らないのか?2-6の様子とか
ねが
......
...仮に...仮に、みつきっちが殺したんだったら...。
...女子生徒を殺す理由が分からない...。
...それに、みつきっちがそういうことをするとは思えない...。
ねが
...俺は...あんまり様子とか聞いてないから分からない
モブ女1
そっかぁ...
ねが
...あれならみつきっちに聞いてこようか?
モブ男1
あー、確かに2-6の奴に聞いた方が何か分かるかもな
...まだ時間あるから聞いてくるか...。
ねが
...行ってくる
そういって、俺はみつきっち達のクラスに向かった。
みつきっち達のクラスに着くと、俺は教室の扉を開ける。
にぶぶ
ん?あれ?ねがじゃん、どうした?
みつき
何か用でもあった?
ねが
...あっ、えっと...
...何を聞けば良いんだ?人を殺したって聞く?いや、リスクが高すぎる...。
みつき
...何か悩みあるなら全然聞くよ
ねが
...2人とも...ちょっと、着いてきて
にぶぶ
?おけ
みつき
分かった
俺は中庭に2人を連れていくと、人が居ないことを確認してから話す。
ねが
...2人は今日のニュース見た?
みつき
俺は見てないけど...
にぶぶ
俺も別に見ないからなぁ...
ねが
...昨日この学校付近で女子生徒が殺されてたみたいなんだけど...
みつき
...えっ?それ本当なの?
にぶぶ
マジか...いつ頃なんだそれ...
ねが
そこまでは分からないけど...その殺されてた子って2-6の人だったみたいで...
みつき
...えっ、俺らのクラスじゃん
ねが
...2人は何か知らない?クラスの様子とか
にぶぶ
う~ん...クラスの様子か...
みつき
...あっ、そういえば最近やたらと告白してくる女の子が居たっけ
にぶぶ
あー、確かに居たな
ねが
......
みつき
...でも、その子今日も来てたな...告白までされたから断ったけど...
にぶぶ
う~ん...しつこい女子って結構居るから...流石に分かんないかも
ねが
...そっか...2人が殺した訳じゃないよね...?
みつき
いや、普通に考えてする必要ないし...あと殺したら犯罪だから流石にしないよ
にぶぶ
別に殺す理由も無い...2-6の子が殺されたとしてもその犯人が2-6に居るとは限らんしな
ねが
まぁ、確かにそうか...
みつき
...まぁ、何か分かったら連絡するね
にぶぶ
一応俺らもクラスの様子を見ておくから、他に調べられそうなら調べといて
ねが
分かった、ありがとね
《ラギ視点》
ねが達が2-6を出ていったのを見たあと、俺は2-6の扉を開けてとある人の席に向かう。
ラギ
...ねぇ、何で殺したの?
モブ女1
...はっ?えっ?何が?
ラギ
...2-6の女子生徒、殺してたよね
モブ女1
えっ?私が殺した?どういう事?
ラギ
...昨日の午前2時に、貴女は外に出ていた
モブ女1
はぁ?出てないけど...
ラギ
...出てたよ、俺は見てたから知ってるし
モブ女1
...は...?
ラギ
...貴女にとって目障りだった生徒が、殺されてた女の子
ラギ
...貴女はみつきに何度も告白しては、断られていた
ラギ
...みつきに告白する人は結構居るらしいから、別にそこはどうでもいいけど...
ラギ
...その中で貴女はよくみつきと関わってる女の子を目障りに思った
ラギ
...そして、一番関わってた女の子が昨日の殺されてた子だった
ラギ
...まぁ、証拠が欲しいなら全然出すよ
モブ女1
じゃあ出せば?証拠が無いなら嘘だと分かるしね
ラギ
...分かった、3つあるから待ってね
そういって、俺は自分の鞄から写真を1枚取り出した。
ラギ
...まず1つ目がこれ、貴女がその時に出てその子を殺してる写真
モブ女1
ッ...そんなことしてな...!
ラギ
...2つ目が貴女の鞄に入ってる包丁
俺はその子の鞄を奪って、中に入ってるのを取り出す。
ラギ
...血が付いてるから誰かを殺したのは明確だし、鞄の中には手袋が入ってる
モブ女1
ッ...!
ラギ
...最後に3つ目、これは俺が医療関係の人に頼んだから分かった事
ラギ
...死体から少し離れた所に、何かの血が小さく落ちていた
ラギ
...調べて貰ったら、死体の血と離れた場所に落ちていた血は全くの別物だった
ラギ
...包丁で殺した際に、殺された子は多少の意識が残ってた
ラギ
...だから、せめてもの抵抗で近くにあった枝で貴女に傷を与えた
ラギ
...貴女の足にあるその怪我が証拠だよ
モブ女1
ッ...くそッ...
ラギ
...これでもまだ嘘だって言える?
次の瞬間、その子は包丁を取って俺に振り下ろす。
モブ女1
死ねええええ!!!!
その声と共に、俺は振り下ろした方の手首を掴んだ。
ラギ
...ここに居る生徒は今のうちに避難しといてね、危ないから
モブ男1
に、逃げるぞ!!早く出ろ!!
此処に居た生徒が全員出ていったのを見たあと、俺はその子を気絶させる。
ラギ
...これで良いか、あとは警察に通報すれば良いよね
そう呟いた瞬間、パトカーの音が聞こえてくる。
ラギ
...?あれ?もう着いたんだ...
ラギ
...そういえば、近くに警察署あったから...だからすぐに来れたのかな
しばらく待機してると、教室の扉が開く。
警察1
居たぞ!!此処だ!!
警察2
君!!危ないから離れなさ...はっ?
警察の人達が倒れてる子の方を見ると、俺に視線を向ける。
ラギ
...勘違いしてそうだから言うけど...俺は別にこの子が暴れたから気絶させただけだよ
ラギ
...信じられないなら避難してきた生徒に聞くと良いよ
警察3
避難してきた生徒からの証言では、倒れてる子が暴れだしたらしいんだが...
警察2
それは避難してきた生徒全員が言っていたのか?
警察3
全員が同じことを言っていたので間違いないかと...
警察1
結構な数の生徒が避難してきたから、全員が言ってたのなら合わせてる線は薄いな
ラギ
...気絶させてるだけだから、起きたら聞いてみれば良いと思う
モブ女1
...くっそ...!お前のせいで...!
ラギ
...?もう起きたんだ、自分の口から言った方が良いよ
モブ女1
ッ...私がッ...昨日人を殺しましたッ...
警察1
...昨日というと、この学校付近であった殺人事件か
警察2
そういえば、そこの青い子って昨日調査に手伝ってくれた子か?
ラギ
...そうだね、何か殺された現場にたまたま居たから犯人は知ってたけど...
警察3
だとしたら何故すぐに言わなかった?
ラギ
...?だって警察は証拠が無いと動かないらしいし...証拠を集めてから言おうかなって
ラギ
...あっ、録音機あげる
俺は胸ポケットから、録音機を取り出して渡す。
警察2
あげるって...ま、まぁいいか
録音機を再生すると、さっきした会話がそのまま再生された。
ラギ
...録音機ならスマホとかと違うから加工は出来ないかなって思ったけど...
警察1
...なるほど、君が無罪と言うのは分かった
警察2
そこに居る女の子は警察署に来て貰おうか
モブ女1
ッ...くそがああああ!!!!
女の子が警察署に連れていかれたあと、俺は学校の屋上で空を眺めていた。
ラギ
...空を眺めても...何も感じないや
そう呟いたあと、屋上の扉が開く。
ねが
あっ、ラギさん居た
ラギ
......
ねがは俺の方へ歩いてくると、隣に座って抱き寄せてくる。
ねが
何してたの?てか、ラギさんが犯人見付けたってほんと?
ラギ
...ほんとだと思うけど...
ねが
...そっか、ちなみに誰だったの?
ラギ
...みつきに何回も告白してた女の子
ラギ
...何かみつきと一番関わってる女の子を目障りになったから殺したんだって
ねが
なるほどね...てか、よく見つけたね
ラギ
...だってその現場にたまたま居たからね
ねが
...えっ?そうなの!?
ラギ
...?うん、午前2時に殺してたの見たからね
ねが
えっ、ラギさんちゃんと寝た?
ラギ
...?寝てないよ、よく寝れない時は外に出て歩いてるから
ねが
...朝起きたら隣に居なくなってるのってそういうことか...
ラギ
...知らなかったんだ...
ねが
いや、てっきり早く起きたからって事なのかと...
ラギ
...そういう時もあるけど...大抵は寝れなくて外に出てるね
ねが
...眠りが浅いのかもね
ねが
まぁ、怪我してないなら良かったよ
ラギ
...?別に包丁振り下ろされたぐらいで怪我しないよ
ねが
...マジで化け物レベルなんだが...
ねが
...てか、だとしたら何で親に反抗しなかったの?
ラギ
...?反抗したらダメって言われてたから...
ねが
...それをずっと守ってきたの偉すぎだろ...いや、偉い通り越して心配だわ...
ラギ
...よく分からないけど...
そういって、俺はねがの口にキスをする。
ねが
んッ!?
少しして口を離すと、俺は立ち上がって扉の方に歩いていく。
ラギ
......
俺は扉の前で立ち止まって、ねがの方に振り返ってから言う。
ラギ
...いつも温かいのをくれるお礼
ねが
ッ~////
俺は扉を開けて、屋上から立ち去る。
《ねが視点》
ラギさんが出ていったあと、俺はため息をつく。
ねが
...不意討ちは流石に無理...恥ずい...
...多分ラギさんは気付いてないと思うけど...。
ねが
...最後にふわりと微笑みやがって...
ねが
...可愛すぎて心が死ぬんだけど...
...いつも素直じゃない人が急にキスしてくると、普通に可愛すぎて死ぬってことが分かったわ...。
ねが
...そろそろ教室戻ろ...何かラギさんが攻めになりつつあるからいい加減攻めよう...
そんな事を呟いたあと、俺は教室に戻っていった。

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