第35話

最終話 平和な日常
15
2026/04/03 23:24 更新
煙が空へと登った時、その場にいたのは膝を着いたユグナだった
スバル
スバル
使うと思ったぞ影纏。それでも耐えきれぬ量じゃろう
ユグナ
ユグナ
、、、!!
ビャッコ
ビャッコ
ちょっと、、やりすぎじゃ?
アルフレッド
アルフレッド
それはそうだな、、殺しては行けない制約なのに
スバル
スバル
んなもの関係ないじゃろう
モミジ
モミジ
大ありです。
スバル
スバル
それよりあの発言、、うぬに残された記憶を達成して何をしようとしていた?
ユグナ
ユグナ
その答えは簡単だ。そうすれば、俺が何者なのかわかる。そうとしか、考えられなかったからだ
此奴は、ただの我の怠慢の被害者であったというわけだな。
喩牾奈
喩牾奈
皆さん、、!!
ビャッコ
ビャッコ
あ!
ユグナ
ユグナ
!?お前、、!!
ユグナ
ユグナ
なっ、、!!
喩牾奈
喩牾奈
ごめん、、!!
ユグナ
ユグナ
、、、
喩牾奈
喩牾奈
俺の、、物語のせいでこんなにたくさんの人を傷つけてしまって、!!
喩牾奈
喩牾奈
別に、、お前がやらなくてよかったはずなのに、、!
スバル
スバル
、、、いいや、それは違うぞ青年。
喩牾奈
喩牾奈
スバル
スバル
これは、、こんな事態に気がつけなかった我らの責任じゃ。非常に怠慢であった。
大事にはならなかったが、昔にもこのような出来事はあった





神々は魂のエラーと申しておった。
ビャッコ
ビャッコ
事前に防げなかった僕らの責任だよ。本当にごめん
ユグナ
ユグナ
お前たちは、、何を話しているのだ、、?
喩牾奈
喩牾奈
単刀直入に言うと、お前の中に残ってしまった記憶、それは俺たちが生前に生きていた時に書いた物語なんだよ
ユグナ
ユグナ
じゃあ、、、?俺は、、やっては行けないことをしてしまったというわけなのか、、??
喩牾奈
喩牾奈
いいや、、それも違う。
ユグナ
ユグナ
、、?
喩牾奈
喩牾奈
こうやって、再び俺たちが巡り会えたじゃないか
ユグナ
ユグナ
、、、!!!
アルフレッド
アルフレッド
誰も悪者なんて居ない。それがこの騒動の結末だよ
ユグナ
ユグナ
本当に、、今更謝罪したって、、
ツバキ
ツバキ
気に負わないでください。確かに何千人の人々の命が失われました。
ツバキ
ツバキ
ですがこれは神々とワタシたちが原因で起こったものです。その命を吹き返すこともできますよ
ユグナ
ユグナ
、、!!
喩牾奈
喩牾奈
良かった、、!!
本当に、、良かった。心の底から思う
シン
シン
どうやら時間のようだな。
2人が少し透けている、、
喩牾奈
喩牾奈
お別れのようですね、、1000年ほどあの世界にいたので少し寂しいです
スバル
スバル
お主なら大丈夫じゃ。強い己もいるのだからな
ユグナ
ユグナ
あぁ、、!何があっても"ふたり"で乗り越えてみせるさ
こうして2人は光の粒となり、暗闇の影の世界を照らしながら上へ、上へと登って行った





そこに居合わせた面々は、光の粒が消えるまでずっと





2人の門出を見守り続けた
シン
シン
全て、終わったのだな
モミジ
モミジ
そう、、ですね
アルフレッド
アルフレッド
それじゃあ、、名残惜しいけど帰ろうか
スバル
スバル
そうじゃな。我らの世界へ
裏世界
シン
シン
お前たちには、苦労をかけた。そして、
シン
シン
最後までやり遂げてくれて心から感謝を申し上げる
ビャッコ
ビャッコ
わ、わぁぁ!!顔をあげてください〜!!
ツバキ
ツバキ
そんな、、すごく感謝されることなんてワタシたちは、、!!
シン
シン
いいや。君たちはこの世界に住む数多くの人間たちを救ってくれた救世主なのだ
アルフレッド
アルフレッド
そんな、、荷が重いですよ
モミジ
モミジ
本当に、、いち早く気が付き、我々を集めたシン様こそが凄いのですよ
それは言えている。我も同じ意見だ
シン
シン
報酬をやろうにもどんなものを与えればいいのか、、
スバル
スバル
そんなもの要らぬ。これからもこの世界のことをしまとめあげて欲しい。それだけじゃ
ビャッコ
ビャッコ
さっすがスバル君!僕たちの考えていることを言葉にしてくれる!
シン
シン
、、、!!そうか、、、本当に良い奴らだな
スバル
スバル
これからも何かあれば呼んで欲しい。我らが鎮める。
ツバキ
ツバキ
ですね!!ワタシもそれまでに戦いの腕を上げておきます!
ビャッコ
ビャッコ
僕も僕も!!もーっといっぱい色んな術を覚えるから!
シン
シン
それでは、、この場は解散とする。皆は各々自由にしてくれ
スバル
スバル
全て、、終わったのだな
アルフレッド
アルフレッド
そうだね。長いようで短かったよ
スバル
スバル
悠久の時を生きる我らでは短い時間じゃった
ビャッコ
ビャッコ
そうだね
ツバキ
ツバキ
もっと、、一緒に過ごしたかったです
アルフレッド
アルフレッド
待ってよ。俺らここで永遠にお別れって訳じゃないでしょ?
モミジ
モミジ
そうですよ。私達はこれで終わりではなくこれからも生き続ける。また巡り会えますよ
蕪
ガァァ!!
アルフレッド
アルフレッド
なんか、、モミジにしては珍しいね。そういうこと言うの
モミジ
モミジ
私だって情はあります。寂しくなって何が悪いのですか
ビャッコ
ビャッコ
モミジ君が、、、デレた、、!?
モミジ
モミジ
デレてません
ツバキ
ツバキ
ふふふ、ありがとうございます。まだ終わらなくてもいいですよね!
スバル
スバル
そうじゃな。
ビャッコ
ビャッコ
みんなってこれから帰るところ?
スバル
スバル
我らはそうじゃが、、皆は?
アルフレッド
アルフレッド
俺も、、別に予定はないからね
ツバキ
ツバキ
同じくです
モミジ
モミジ
私はこの後仕事に。ですが暫くは自由にしていていいと許可はいただいています
ビャッコ
ビャッコ
そっか!じゃあさ、少し寄り道しない?
スバル
スバル
寄り道?
ビャッコ
ビャッコ
うん!ここで解散なんて悲しくない?だからせっかく繁栄してる紅野地方にいるんだよ?
アルフレッド
アルフレッド
いいじゃん。食べ歩きに1票!
ツバキ
ツバキ
いいですね!モミジさん!是非美味しい場所教えてください!
3人は勢いよく駆け出す
スバル
スバル
あ、ちょ、、
モミジ
モミジ
いいですよ。良い茶屋があります
モミジはゆっくりと前に進む
スバル
スバル
モミジまで、、、
すると4人はスバルの少し前で後ろを振り返った
ビャッコ
ビャッコ
ほ〜ら!スバル君も蕪君もこっちこっち!
スバル
スバル
蕪
ガァァ!ガァ!ガァ!
蕪はスバルの肩の上で羽をパタパタさせる
スバル
スバル
わかった、わかったから!暴れるのを
やめろ!!
スバルが慌てて蕪を静止させ、事なきを得た
アルフレッド
アルフレッド
先行っちゃうぞ?
アルフが悪戯に笑う
ツバキ
ツバキ
せっかくですし、楽しみながらゆっくり帰りませんか?
モミジ
モミジ
次、いつ会えるかも分かりませんからね
2人はお淑やかに声をかける
スバル
スバル
そうじゃな、、そうじゃな!
スバルは初めて笑顔を見せた





さすが風を操る妖怪だと言おうか。春の季節にあった暖かな風が吹いている





紅の空が、いつもに増して光り輝いていた
数時間後、緑風地方
スバル
スバル
はぁ、、、なにか久しぶりに帰ってきたようじゃ
蕪
そうですね〜、、もう全て終わったのですからね
蕪は少し寂しそうな声をしている
スバル
スバル
なんじゃ蕪、、、珍しいのう
蕪
ふぇ!?な、何がですか!?
スバル
スバル
寂しそうな声をしとるぞ。
蕪
そりゃあ、、寂しいですよ!逆に主は寂しくないのですか!?
スバル
スバル
我は、、別に寂しくもないぞ。二度と会えぬわけではなかろう
蕪
もぉ、、主はなぜそのようなところには貪欲なのですか!?
スバル
スバル
お主が寂しがり屋なだけじゃろう。我はおかしくなどない
蕪
主は人と人の別れに何も思わないんですか!?
スバル
スバル
なぜ情を捨てた者のような言い方をするのじゃ!
蕪
ふふ、、
スバル
スバル
ぷっ、、
蕪
あっはははは!!
スバル
スバル
はははは!!!
蕪
あー、、!笑わせないでくださいよ主〜!
スバル
スバル
すまぬ、、wついな、、、
緑の空の下でひと時の平和が訪れる





暖かな風と、囲炉裏からな炭の香りがしていた
蕪
平和、、ですね
スバル
スバル
あぁ、、そうじゃな!
夏から春にかけて





本当の戦争にしては短く、問題の解決にしては長い年月をかけた戦い





悪者のいない戦いはひっそりと幕を下ろした





今からも、これからもこの平和は続いていく。





悠久の時の中、彼らは生きる





そして、私たち人間のことを隠れて見守ってくれている





春風が運んだ一欠片の平和。





それが永遠に続きますように





その身近で気が付きにくい最高の願いが





庭の桜の木が





風の揺れに合わせて花吹雪を巻き起こしていた

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