煙が空へと登った時、その場にいたのは膝を着いたユグナだった
此奴は、ただの我の怠慢の被害者であったというわけだな。

大事にはならなかったが、昔にもこのような出来事はあった
神々は魂のエラーと申しておった。
本当に、、良かった。心の底から思う
2人が少し透けている、、
こうして2人は光の粒となり、暗闇の影の世界を照らしながら上へ、上へと登って行った
そこに居合わせた面々は、光の粒が消えるまでずっと
2人の門出を見守り続けた
裏世界
それは言えている。我も同じ意見だ
3人は勢いよく駆け出す
モミジはゆっくりと前に進む
すると4人はスバルの少し前で後ろを振り返った
蕪はスバルの肩の上で羽をパタパタさせる
スバルが慌てて蕪を静止させ、事なきを得た
アルフが悪戯に笑う
2人はお淑やかに声をかける
スバルは初めて笑顔を見せた
さすが風を操る妖怪だと言おうか。春の季節にあった暖かな風が吹いている
紅の空が、いつもに増して光り輝いていた
数時間後、緑風地方
蕪は少し寂しそうな声をしている
緑の空の下でひと時の平和が訪れる
暖かな風と、囲炉裏からな炭の香りがしていた
夏から春にかけて
本当の戦争にしては短く、問題の解決にしては長い年月をかけた戦い
悪者のいない戦いはひっそりと幕を下ろした
今からも、これからもこの平和は続いていく。
悠久の時の中、彼らは生きる
そして、私たち人間のことを隠れて見守ってくれている
春風が運んだ一欠片の平和。
それが永遠に続きますように
その身近で気が付きにくい最高の願いが
庭の桜の木が
風の揺れに合わせて花吹雪を巻き起こしていた





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。