第56話

不思議2(場地さん目線)
1,216
2021/11/13 15:51
マイキー「ん」





病院内

看護師「え?神梛ひなさん?」

看護師2「あー、、その子なら…確か3階のエレベーター降りてすぐの角の病室だと思うわよ?」

皆「病室?」

看護師「ええ、お母さんが入院してらっしゃるから…」

場地『…』

三ツ谷「そうですか、どうもありがとうございました」














3階



アイツ…オフクロが入院してんのか……だから病院だったんだな…






母「お母さんに教えて!」

皆「?」

千冬「…今の…あの看護師さんが言ってた病室、からですね?」

場地『おう…話してんだな』

刹那「呼んどいて呑気に話してんの?態度悪いね」

刹那「、さっさと話聞いて帰ろ?」

刹那が入ろうとした。
けど、それをマイキーが止めた

マイキー「もうちょい…話させてやれば?」

刹那「!…」

入らなくなった。

……ひなの話も聞くことになった。これってよ……盗み聞きってやつじゃね??







ひな「そうだね…なら、みんなが来るまでお話しようかな?」



チラッ

皆ひなの声が聞こえた瞬間病室を覗いた。


ひな「学校はねー…授業はダルいけど、友達も居るから楽しい!その友達さ、?なんか、留年してるらしくて…」


場地『!』

皆「!」

千冬「え、それって…」


お、俺…?

みんなもこっちも見た。


…俺の話してんのか?



ひな「お母さんをもう泣かせない為にガリ勉くんになってんの笑いきなり瓶底メガネかけてくるもんだから笑い止まらんくって笑でもね?超カッコイイんだよ!」



カッコイイ…そう、ひなは笑顔で話してた。

ッ//


いきなりは慣れてねぇ…


母「へー…いい子なんだね?お名前は?」

ひな「…場地さん。場地圭介。」

母「あら、男の子?」


おい、ひなのオフクロ…そりゃどうゆう意味だ????あぁ???


ひな「うん!あとは…本来なら場地さんの後輩の松野千冬って子。」

千冬「!俺?」

次は千冬か?

ひな「その子は入学早々やらかした不良くんなんだけど、場地さんに会ってから諸々一変!前までは超ツンな猫やったのに、今じゃデレの犬!もう可愛くって仕方ない!ホントに家に欲しい。」


千冬「!可愛っ!?…1発入れてやろうか…ッ」ボソッ

三ツ谷「どうどう…」


犬か…分かる気がする


母「あら(笑)可愛らしい子なんだね…女の子?」

千冬「……オフクロさん…男です。男の子じゃないですよ?女でもないですけど。男ですッ!!」ボソッ

なんか、可哀想…?


ひな「チッチッチッ♪違うんだなぁこれがまた!なんと!この千冬も男の子!なんよね!」


千冬「…………後でマジ入れてやろう」

隣からの圧がすげぇ………


母「そうなの?(笑)可愛らしい男の子も居るんだね…」

ひな「うん、もうホントに、2人ともカッコイイし、可愛いし、優しいし……他にもいっぱいあるけど…うちはだーーーーいすき!!」

皆「!?」

千冬「ッはぁ!?//」

皆「しーッ!」

……大好き、?

…マジ、で…?


母「……恋?」

!?
はっ!?何言ってんだひなのオフクロッ

ひな「………どうだろ?(笑)」

場地『…は、…?』

千冬「アイツ…ッ///」

皆「……」

母「何それ!怪しい!!」

ひな「教えなーい」

母「えー……じゃあ他は?居るの?」

皆「」ピクッ

マイキー達が反応した。

多分……言われんのか言われねぇのか…気になってんじゃねぇか?



ひな「うーん……そうだなぁ…ちょっとヤンチャボーイだけどほかも居るよ」

皆「!」

母「どんな子どんな子?」



ひな「1人は、佐野万次郎、皆からはマイキーって呼ばれてる。マイキーはね?可愛い系の子なんだよ!顔も!仕草も!あれは絶対に自覚してる。うん()それに、甘いもの大好きで、特にどら焼きとかたい焼き食べてる!あとはお子様ランチも好きで…、あ!オムライスも!それに旗が立ってなきゃ怒る!それが可愛くって、ご飯食べ終わったらすぐ寝て、寝起き悪くて、寝る時は使い古したタオル持ってないと寝れない子。でも、誰よりも仲間思いで、仲間のために怒れて、強くて、カッコよくって……多分女子は1度でも絶対惚れるねありゃ。」

皆「………」

ドラケン「…なんで、そこまで知ってんだ?」

三ツ谷「俺ら、あの日、初めましてで会わなくなったよな?」

武道「は、はい…」

エマ「タオルないと寝れないの…なんで知ってんだろ…?」

マイキー「……けど、なんか嬉しいな…1度でも惚れるねって事は……ひなっちも俺に惚れたって事かな?」

皆「!?」

皆「……え?」

場地『マイキー…?』

なんか、マイキーの顔は今まで見たことない優しい顔をしてた。
お前だって…あの日しか会ってねぇだろ?
何で嬉しいんだ?

それに、ひな、マイキーに惚れてんのか?


ひな「2人目は、龍宮寺堅、皆からはドラケンって呼ばれてる。マイキーからはケンチン!ドラケンは身長180もあるんだよね、中坊のくせに。」

ドラケン「それただの悪口じゃねぇか」

ひな「あと、頭に龍の刺青入ってる。見た目怖いけど、中身は意外と紳士な感じで優しくて、お世話上手で、強くてカッコイイんだけど…実はドラケンって、、」(ここからは少々荒れるので…避難します)




ひな「長身の見た目怖いのが照れたりしたら超萌えるッ!あそこで心撃たれた人も少なくはねぇだろうな…絶対……」

ドラケン「アイツ…ッ!物理で心撃ってやる……ッ!」ボソッ

三ツ谷「落ち着けって!ドラケン!悪気があるわけじゃねぇし…こっちに気づいてねぇんだから…!」ボソッ


まさかの暴露でこっち荒れてる。
やってくれんな。


ひな「3人目は、三ツ谷隆、その子はね…特にあだ名はないけど、たかちゃんとか呼んだりしたら超可愛くなる。」

三ツ谷「!」

あー…こりゃ次は三ツ谷が来るぜ?…


シーン



?あ?来ねぇ…

三ツ谷「……」

?何ひなのこと見ながら固まってんだ?



ひな「三ツ谷は一言で表すなら母。もう丸っきりそう。異論は…認める…かな?いや認めん。ぁや、…やっぱり…?いやいやいやでもなぁ…ッー…お好きにでいいか」

千冬「良いのかよ」

ひな「ホントに母。お母さんなんだよね。男の子で強くてカッコイイのに、家事全部OK、しかも面倒見が超良い!まぁその理由はね?三ツ谷って、お父さんの事はあんま知らないんだけど…お母さんがパートとかで夜遅くまで働いてんの。三ツ谷と、2人の妹の為に。でもやっぱり夜遅くまでだから、その間の妹の世話は三ツ谷がやってる。三ツ谷が面倒見いいのはその為。強くなったのも、家族守るため。」

三ツ谷「!…」

ドラケン「…」


ひな「ドラケンに会って、そう決めたんだって。力は守る為に使うって。」

ドラケン「!アイツ…なんで、……」

三ツ谷「…なんで、だろうな…」

ドラケン「……」

ひな「その後…皆は多分知らないんだと思うんだけど、……実はさ、三ツ谷の頭にもドラケンと同じ龍の刺青があるんだよね!」

2人「!!?」

皆「!?」

ひな「左右反対で!もうそれが好きでさー?三ツ谷は今隠してるみたいだけど、まだあると思う!あの可愛い顔で頭に刺青があるとか……これはこれで萌えるよねッ!!」



2人「………」

三ツ谷とドラケンは目見開いて固まってた。
俺らもびっくりで固まってる、三ツ谷の頭にドラケンと同じ龍の………黒いやつが?
俺らでも知らなかった。
その事を…なんで、ひなが?
















その後も楽しそうにタケミッチとその嫁とマイキーの妹の話もしてた。その間俺らはずっと固まってた。


話し終わって、マイキーが動いた。

どうしたんだと思ったら中に入っていった。

皆びっくりすることなく入っていく。
俺も。

ひなのオフクロは気づいてたみたいだったけど、本人のひなは全く気づいてなかった。ほぼ真後ろだぞ?普通気づくだろ!?

マイキーがしーってやるとひなのオフクロは分かったみたいにひなとの話に戻した。



そんで、

母「ひなちゃん…その子達のこと大切なんだね」

って聞いた。俺らに聞かせるためみたいに。


ひなは…


ひな「うん、命かけてもいいくらい。大切で、これからもずーーーーっと!大好きな人達!!」

そう言った。

嬉しかった。

けど、刹那以外。


俺も入れてマイキー達全員


何かが引っかかったような感じがした。





母「………そっかぁー、なら、任せてもいいかな?」

ひなのオフクロがひなじゃなくて俺らに目を向けて言ってきた。

ひなはえ?って言った。


ひなのオフクロが後ろ見てみろって言ってひながこっちを向く。その瞬間、ひなが固まった。死んだみてぇに、全然動かねぇ……


一応…言っとくか?


場地『言っとくが、俺はお前に言われたからこいつら連れてきたんだぞ?俺のせいじゃないからな!!?』

千冬「ちょッ!場地さん!!」

真一郎「お前…よくマンジローとエマのこと知ってんな?」

あ、さっきから出てなかったけど一応居たからな?真一郎くんも。呼んどいた方がいいかと思ったから呼んどいたんだよ。

その他「………」


ひな「……時間決めとけばよかった」

場所もな??

刹那「ひなちゃん…なんでそんなに知ってるの?もしかして、ストーカーしてたとか?(笑)皆のこと調べてたんだ?こわーい………」

ひな「…………」

刹那…コイツ、オフクロが居んのにその前で……ッ!


マイキー「……刹那、別に怖くないから」

ひな「…ぇ、」

ひなは少し驚いてた。


その後、オフクロに最後とかゆって俺たちを屋上に連れて行った。







屋上


ここの屋上…なんか見た事ある気がする、?
気のせいか?


刹那になんで来たのか聞いたあと、マイキーになんで怖くなかったのかも聞いてた。

その後千冬が話はなんだって聞いた。


確か…願い事かなんかだったような…


ひな「…願い事。うちのね」

ほらな?

って思ってたのも一瞬でひなは屋上にある柵みたいなんに登って座った。

はぁ!?なんであんな短いんだよ!?俺らなら、背伸びして届きそうじゃねか…(どんだけ短いねん)

つっても後ろはなんもねぇ。流石にあれは危なすぎるぞ…

そう思って止めようとしたら大丈夫死ぬ気はないって言った。

そんで、言ったんだ。

願い事。



ひなの願い事は、…






















俺らが幸せになる事。























NEXT

あい!場地さん目線終わりで次からはカンナギっち目線です!ちなみに柵を短くしたのは、都合がいいからです()この後の展開に。
それじゃまた次回!おつなつです!

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