カタカタとパソコンでお仕事をしているのに思わずそう零すとココくんは手を止め、顔を上げた。
学校にもだんだん慣れてきた頃。
この前お友達と休み時間の時、話題になったのが駄菓子屋さんのことだった。
お菓子とか、可愛い消しゴムとかがあるとっても楽しいところらしい。
私だけが行ったことのない場所で正直、みんなが羨ましくて……
ココくんはいつも色んなところに連れていってくれる。
いつも知らない世界を見るのが楽しくて、私はお出かけが大好きだ。
もちろん、お家も大好きだけど!
背後から声がして私の体が急に浮いた。
びっくりして顔を上げたら少し細められた真っ黒な目と私の目が合った。
大好きなその人の登場に胸がいっぱいになって私は堪らずぎゅうううっと抱きつく。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。