いやや。違う…違う……!
こんなやつ華じゃ無い……!
華なんかじゃ…無い……
もうやめて……
さつきside
暗い。空気が暗い。
そして重たい。
莉犬ところちゃんは顔を見合わせオロオロしてる。
さとみは…何か考えている。
そしてその沈黙を破ったのは
もりさんだった。
そこから皆で旅館へ戻った。
部屋にて
心の底から湧いてくる
怒り
ジェルに怒ってるわけじゃないはずなのに
なのに……
どうして愛想笑いをする?
なんで?
なんで…!!!
プチッ
パンっ!
気づくと私はジェルを殴っていた。
ななもりside
一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
さつきちゃんがジェルくんを殴った……?
その表情は明らかに怒りに満ち溢れていた。
ジェルくんは目をぱちくりして驚いている。
ひかりちゃんが止めに入るも失敗。
その光景を俺は黙ってみることしかできなかった。
バタバタバタ
そう言ってジェルくんは部屋を出た。
パシッ
さつきちゃんの腕をおれは掴んだ。
さとみくんがそう言うとさつきは行こうとするのをやめた。
そう言って俺はジェルくんを追いかけた。























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。