第29話

29話
376
2024/07/26 12:12 更新
あなた
身体が重たい

寝ていたのか

私は口に手をあて少し長めのあくびをした

半開きの目であたりを見渡してみるとイデアさんの部屋だった

きっと、寝落ちしたのだろう

時間は25時

三時間は寝ていたであろう

イデアさんは意識があった時と同じくデスクでヘッドホンをつけながら作業を続けていた

私は床に置いておいたペットボトルに手を伸ばし残っていた水を一気に飲み干した

でも、あまり脳は活性化しない

無理もないだろう

いつもならもう、寝ている時間だからだ

用意してもらった部屋にいってもう一度寝るか

ちょっと作業してから寝るか

どちらにしても、部屋を移動することには変わりはないであろう
あなた
イデアさん
声をかけても意味はないが一応名前を呼びながら彼の肩をトントンと叩いた

すると驚いたのか肩が少し上にあがった

イデア
イデア
どうした?
ヘッドホンを外しながら私がいる方向に振り返った
あなた
私、部屋行きますね
なんかあったら連絡ください
きっと私に連絡することなどないだろうと思いながらも一言つたえパソコンや紙類をまとめた
イデア
イデア
りょ
ゆっくり、休んで
あなた
‼はい
イデアさんにしては珍しい言葉だった

いつも、何も言わないし言ってもおやすみの一言だけだったりする

今日は何かあったのか

そんな疑問を持ちながらイデアさんの部屋を後にした


ーイグニハイド寮 談話室ー
使う部屋はゲストルーム

この陰キャのたまり場のような場所でもゲストルームはあるらしく

私はよくそこで寝泊りしている
モブ
あれ?あなたさんじゃん
今日も泊まってくの
あなた
あ、はい
もう遅いんで
モブ
そっか~
ゆっくり休んでな
あなた
ありがとうございます
イグニハイドに通っているからかイグハイド寮生の知り合いが多い

というか、知り合いのほとんどはイグニハイド生だ

同学年だけでなく上級生ともよくゲームやアニメの話をしてワンチャンイデアさんより寮生といい関係を築けているのではないのではないかと最近は思っている

ーイグニハイド寮 ゲストルームー
もう見慣れた部屋に入る

見慣れてはいけないと思うが……

最初入った時はかなり埃がたまっており本当にイグニハイド生は他寮の生徒の友達が少ないんだなと実感した

パソコンや資料等を机に置きベットに横になった

イデアさんにゆっくり休みなって言われたからこのまま寝ても怒られないだろう

幸いにも明日は学校がないから作業は明日にいくらでも出来る

そんなことを考えながら私は眠りについた
『ゲームオタクなオンボロ寮生』を読んでくださっている皆様

こんにちは。ひめいちごです

こちら、プロセカの新作です

この小説と同時進行で進めていきたいと思っています

『ゲームオタクなオンボロ寮生』と同時に『ニーゴボーカル担当の天馬さん』もよろしくお願いします

プリ小説オーディオドラマ