南雲くんが私の隣に座って、窓を少し開けた
…酔い対策かな
神々廻さん、…きっと
私と話すために、わざと荒い運転したんだろうな…
私は南雲くんから貰ったポッキーを口に運んだ
南雲くん、…ポッキー好きなのかな
南雲くんのことが少し知れた気がして嬉しい
私は
なにも、南雲くんのことを知らない
ちゃんと、話して南雲くんのことをもっと知れたら…
怖いなんて思わないのかな…、
さっき、神々廻さんが言っていた言葉がずっとひっかかる
好きなのは本当って、、、私たち昨日会ったばかりのはずなんだけど…
私、もしかして、
昔、南雲くんと会ったことある…?
神々廻さんが、私たちを家の前まで送ってくれた
この2人の会話、面白いな…笑
多分、殺し屋の資料なんだろうなっていう資料をめくって、仕事してる南雲くんに
ずっと、思っていたことを聞いてみることにした
死ぬほど怖いけど
自分で考えても、わかるわけない…
南雲くんの手が止まった
あんな状況で…、、?
ただの偶然かもしれない…
私の方が歳下だと知っていたこと__
私が使ってるシャンプーがあったこと__
職場の場所を知っていたこと__
チュ…
私の言葉は
唇に触れた柔らかいものに
さえぎられた__
To be continued ▶︎#13












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。