第3話

2話
118
2025/10/06 10:28 更新
_________保健室_________
紫咲シオン
ここまできたら...あやめちゃん大丈
バタン
百鬼あやめ
ヒュー...ヒュー
紫咲シオン
あやめちゃん!!
癒月ちょこ
ふぁぁ...も〜なんなのぉ?ちょこは今睡眠中なんだけ...って!あやめ様!?
紫咲シオン
ちょこ先!あやめちゃんを助けて...!
癒月ちょこ
これでよし、と。シオン様〜もう入っていいわよ〜
ドタドタドタ
紫咲シオン
あやめちゃん!もう大丈夫なの?
百鬼あやめ
近い近い!大丈夫!もう大丈夫だから!
紫咲シオン
良かった〜
百鬼あやめ
ありがとね。
癒月ちょこ
回復魔法はかけてあるけどしばらくは安静にしなきゃいけないわよ
癒月ちょこ
それで?誰にやられたの?あやめ様がああなるレベルってことは相当よね?
紫咲シオン
あー...それはー...
百鬼あやめ
大丈夫。余が話す
 












余は暇つぶしにミヤコをぶらぶら見て回ってたんだよ
百鬼あやめ
何か暇潰せるものないかな〜
でもその時のミヤコは少し奇妙で
百鬼あやめ
誰もいないの〜?
いつもは人がたくさんいて騒がしいミヤコがしんと静まり返っていてね
百鬼あやめ
何だ?休みとかかな?
そのとき後ろから強い邪気を感じて
百鬼あやめ
誰!?
後ろを振り向くと、血だらけの人がこっちにきてたんだ
百鬼あやめ
!!! 大丈夫ですか!?
「助けて...くだ...」
グシャ
百鬼あやめ
.......え?
???
ありゃ。見られちゃったか


それが誰なのかはすぐにわかった。星のハイライトが入った美しい空色の目。歌姫に相応しい透き通った声
百鬼あやめ
すいちゃん...今自分が何やったか分かって
星街すいせい
証拠隠滅はササっとしないとねー
百鬼あやめ
通じないか...じゃあ...
百鬼あやめ
業。不知火。やるよ
星街すいせい
式神ペット二匹に鬼一匹か...じゃあ
星街すいせい
神器『サイコアックス』

すいちゃんの手に金色の斧が生成されていく
星街すいせい

まず式神から片付けたほうが楽か
百鬼あやめ
『赤霊鬼閃』
カキィィィン
星街すいせい
その程度の力で勝てるとでも?
星街すいせい
今は君の相手をする番じゃないんだよ。あとで相手してやるからどきな
百鬼あやめ
『鬼火』


複数の火の玉が空気中の酸素を吸い巨大化していき、すいちゃんの周りを囲う





星街すいせい
数を増やしたからって私が不利になるわけじゃない。
星街すいせい
それに数を重視しすぎて一つ一つの質がゴミ同然。







___________図星
火の玉の数を増やすということは一つ一つの質を落とすことになる。
少なくとも、今の余の練度では。




こんなことならもっと稽古しておくべきだった
百鬼あやめ
余の目的は"殺す"ことじゃなく、"止める"こと。威力はそこまで重要じゃない
星街すいせい
真っ先に斬りかかってきたやつが何言ってんだか


その言葉が発せられたと同時。火の玉が全て半分に割られ、墜ちていった
百鬼あやめ
なッ!
驚きの言葉が発した余を見て、すいちゃんはニヤリと嗤う
星街すいせい
私の武器サイコアックスは"神器"。
質の悪い火の玉なんてこんなもんだよ



いや。今の速さは神器がどうとかって問題じゃない!
流石0期生。力も俊敏性スピードも桁違い!






百鬼あやめ
これは...止めるとか言ってられないな
すいちゃんは武器一本に対して余は2本。手数では勝てる。
でも勝てるか?あのすいちゃんに、0期生に、余が1人で
星街すいせい
戦闘中に考え事?余裕だね






百鬼あやめ
止めることに固執するのはやめるか。ちょっとぐらい痛めつけたっていいよね。

星街すいせい
いいよ。きな?切り刻んであげる


星街すいせい
廻れ。サイコアックス



斧がすいちゃんを軸にしてに回転する。
まるで生きているかの様に
百鬼あやめ
(軌道が読めない...刀で止めるのは無理って考えた方がいいな...)
百鬼あやめ
『火護』
星街すいせい
戻れ



余が生み出した炎の壁に当たる寸前
すいちゃんが斧に命令すると、斧はピタリと止まりすいちゃんの手元に戻っていく


星街すいせい
いやー困るんだよね。火。斧燃えちゃうからさぁ
百鬼あやめ
自分の弱点をペチャクチャと...
星街すいせい
あ。
星街すいせい
まあ大丈夫でしょ。流石に君には負けないよ
百鬼あやめ
...舐めてんなぁ
不知火の魔力は満タン。
ここは不知火と連携していけば___________






星街すいせい
『アックスレイン』
百鬼あやめ
ッ!不知火!燃やして!
ゴオオオ
星街すいせい
もー...あっついなぁ...
星街すいせい
しかもこの火力ってなると...地獄の式神か


戦闘が長引けば長引くほど魔力が尽きて余が不利になる。それはすいちゃんもわかってるはず
だからすいちゃんは無理に距離を詰めないし、詰めさせない






百鬼あやめ
不知火、終わらせるよ
星街すいせい
終わらせる?随分と自信があるようで
百鬼あやめ
最大火力
百鬼あやめ
『焔天裂』


空から複数の巨大な火の剣が降り注ぎ、広範囲の爆発を起こす。


周りに甚大な被害をもたらす魔法だが______________




百鬼あやめ
人がいないのは業が確認済み!
百鬼あやめ
不知火!畳み掛けるよ!












百鬼あやめ
不知火...?










星街すいせい
まず一匹
百鬼あやめ
...は?
百鬼あやめ
なんであれをまともに喰らって生きてんだよ。
星街すいせい
自分に精一杯な奴は式神一匹守護まもれない
星街すいせい
だめじゃん。式神から離れて戦ったら


すいちゃんの足元にはバラバラになっている不知火だったモノ。
百鬼あやめ
.....業
星街すいせい
まだやる?今逃げればもう片方は助かるかもなのに
百鬼あやめ
よくも不知火を...
星街すいせい
怒りで何も聞こえてないか。忠告はしたから


業は中距離の戦闘には不向き。
なら余が気を引いて、同時に攻めるしかないか
百鬼あやめ
業。離れて戦わないで。攻める時は余と一緒だよ
星街すいせい
『ステラ』


キラキラキラ
目で見えるかどうかすら怪しい極小の星粒が無数に飛んでくる。
百鬼あやめ
『閃光


ドオオオオン
余はこの星粒を斬ろうとした______________が、間に合うわけがなかった。
技を振ろうとした努力も虚しく、星粒の爆発を余はまともに喰らってしまった


百鬼あやめ
がッ!
星街すいせい
もろにいったなぁ。結構キツいんじゃない?




パチン



すいちゃんが指を鳴らすと、余の周りに大量の星が現れる。

星街すいせい
すぐ楽にしてあげる
















百鬼あやめ
まだ...死ねない...!
星街すいせい
...へぇ


余はまだみんなとやりたいことがある。
何より、ここで死んだら不知火に顔向けできない...!

星街すいせい
...あはー
星街すいせい
いいじゃん!楽しくなってきた!
大丈夫ですかー!
星街すいせい
ッチ...人集まってきやがった...しゃーない。場所変えるかぁ...
ジジジジジ
星街すいせい
流星衝撃メテオインパクト








癒月ちょこ
そっか...不知火ちゃんが...辛かったね。
紫咲シオン
えーっと...待って待って。まだ話の整理が...まずなんですいちゃんは
ブー ブー ブー
紫咲シオン
あ、電話
癒月ちょこ
あ。ラプ様からだ。はいは〜い
[あー...ちょこさん?聞こえますか?]
癒月ちょこ
聞こえてるわよ
[近くに誰かいます?]
癒月ちょこ
いるけど...何か用事でもあるの?
[周りにいる人にも伝えて...欲しいんですけど...]
癒月ちょこ
どうしたの?ラプ様。なんだか暗いけど...
[...ました...
癒月ちょこ
ごめんラプ様。聞こえなかったからもう一回言ってくれる?


















[侍...風間いろはが...死にました...]

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