あなたの下の名前side
終わった……
私がずっと隠してきたことは大っ嫌いな人に呆気なくバラされてしまい、この幸せだった時間は長くは続かなかった
溢れ出す涙におかしくて笑ってしまう
ポケットから取り出した久しぶりにみるタバコが入った箱、ライターで火をつけて私は口にくわえた
私は思い出したかのように、スマホを取り出してある人に電話をかけた
しばらく待つとその人は電話に出た
どんどん流れていく涙は抑えきれなくて、言葉が詰まってしまう
何か言おうとしたヨンジュニオッパと同時に喫煙所のドアが開いた
そこには息切れをしていて、汗を少しかいてるスンミナがいた
ヨンジュニオッパはスンミナにそう言って電話を切った
私は手に持っている物をすぐに灰皿に潰した
スンミナは泣いてる私の頬を触って涙を拭った
あぁ、とうとう言われてしまった
大好きな人に、こんな悲しい顔させたくなかったな…
スンミナは本当に優しいね
自分達がそんな事をされたら絶対に許せないと思う。
だって自分達で掴んだと思っていた仕事がまさかのマネージャーが体を売って掴んだ仕事なんだから…
なのに、何で…私の事を心配するのよ
スンミナはそう言って私を抱きしめてきた
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。