第38話

38話
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2024/12/27 18:31 更新
あなたの下の名前side
抱きついてきたスンミナから感じる体温、温かい。
離れたくないと思わせる
スンミナ
スンミナ
お願いだからここに居てよ
スンミナ
スンミナ
メンバーだって言ったら分かってくれるよ
(なまえ)
あなた
本当にごめんなさい
そんなの分かってる。みんなは優しすぎるんだもん。絶対許してくれる
(なまえ)
あなた
『期待してる』その言葉はさ嬉しいけど残酷だよ。みんなが悪いわけじゃないのに……
(なまえ)
あなた
疲れちゃったの
嘘。本当は疲れてなんか居ない。
皆のそばにずっと居たい。
スキズのマネージャーをするのは私だけでいい

だけど、その優しさにまたすがってしまったら私はこれからも『依存』というのは逃れないと思う
自分が成長するためにはここから逃げないといけないんだ
(なまえ)
あなた
スンミナ、私さ…
(なまえ)
あなた
みんなから期待される、愛される、求められるために嘘ついてた
(なまえ)
あなた
その分バレたらもうここには居られないっいうリスクを背負うのに笑
(なまえ)
あなた
昔からずっとそう、友達にも彼氏にも合わせてばっか、いざ離れられると苦しくて依存してばっか
(なまえ)
あなた
気持ち悪いよね
スンミナ
スンミナ
……気持ち悪くなんかない
(なまえ)
あなた
っ!嘘つかなくていいから…
スンミナ
スンミナ
嘘じゃないよ
(なまえ)
あなた
私口悪し、煙草だって吸う。体のことが世間にバレたらあなた達にだって仕事に支障が出る
スンミナ
スンミナ
そんなこと…!
(なまえ)
あなた
それから、私、あなた達の悪口言ってた
(なまえ)
あなた
私がマネージャーの事が許せない女性スタッフの機嫌をとるために悪口ずっと言ってた
(なまえ)
あなた
それも、誰からも嫌われたくないから…メンバーに嫌われたくないのに他の人にも嫌われたくなくて自分を守ってた
スンミナ
スンミナ
……そんなのどうでもいいよ
スンミナ
スンミナ
どうでもいい。僕らの悪口言ってていいから僕らの側にいてよ
スンミナ
スンミナ
ずっと僕らがもっと愛されるアイドルになるために支えてよ
(なまえ)
あなた
…無理だって
(なまえ)
あなた
私は私が大嫌い
(なまえ)
あなた
ありのままの私は本当にブサイク
私はそう言ってスンミナをそっと離した
(なまえ)
あなた
メンバーに言っといて………って
(なまえ)
あなた
『期待してる』
(なまえ)
あなた
バイバイ
私はそう言って喫煙所からスンミナを置いて出て行った
スンミナside
喫煙所から僕だけが取り残されて1人となった
僕は壁にもたれかかって座り込んだ

ヨンジュニヒョンが言っていた『秘密』はこの事だったんだと思った。
スンミナならあなたの下の名前を救える、そうヨンジュニヒョンから言われた言葉は守れなかった

今まであなたの下の名前が苦しんでいたことに僕らは何も気づかないまま、もっとあなたの下の名前を傷つけていた

去る時のあなたの下の名前はどこか大人っぽくて儚くて美して、いつも僕らに無邪気に笑いかけるあなたの下の名前ではなかった
スンミナ
スンミナ
十分助けるチャンスはあったのに
スンミナ
スンミナ
みんな怖くて聞けなかったんだ
スンミナ
スンミナ
はぁ、僕らもあなたの下の名前が大切なんだよ…
ガチャ 🚪
ドアが開いた音がしたのでそちらの方を見あげるとリノヒョンが顔を覗かせていた
リノ
リノ
なんでここに………あなたの下の名前は?
スンミナ
スンミナ
ごめん。無理だった
リノ
リノ
……いいよ
リノヒョンは僕の横に座ってきた
僕はリノヒョンにさっきあなたの下の名前と何があったか全部話した

リノヒョンはたまに相槌をうって、真剣に聞いてくれていた
全部話し終わった頃には僕は泣いていた
リノ
リノ
……そっか
スンミナ
スンミナ
このまま最後なんて嫌だよ
リノ
リノ
うん…
リノ
リノ
メンバーの所に戻ろ…
リノヒョンは僕にそう言って、メンバーの所に2人で戻った

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