少女移動中……

誰もいない廃墟が私の家だ
“ただいま”と言っても誰もいない
いたら逆に怖いわ

それよりも

拾ってきたこの猫を一つしかないボロボロのソファーに寝かせる

とりあえずこの猫ボロボロだから一応ケガの手当てとかはしたいんだけど…できるかな？






少女手当中…

ある程度の手当は行ったが
本当…

顔が整ってんな…

え、え？ええぇ！！

え、語尾にゃ？猫じゃん…

暗殺者なのか？狂人じゃん…頭イかれてるよ（泣）



まぁこう言うタイプの奴数名知ってるけど


とりあえず答えないと殺されるから

興味ないでしょ絶対その反応…

いや、まだ謎ばかりなのだが！？
まぁとりあえずこの子の名前がわかったからいいけど…何で猫耳とかがついてるかわかんないし 



でも…それよりも知りたいことがある




この膨大な念の量は何なのだろうか…

ネフェルピトーは自分が手当された体をジロジロ見つめながら言ってきた

優しい

優しいね

腐るほど聞いてきた

誰？今のは誰？

知らないわかんない何なんだ？

そもそも今の声に聞き覚えがない

知らない少年

誰だ本当に今のは

私の昔の記憶なのだろうか

考えすぎてた…忘れよう今のは