【話の腰を折る自我が強すぎる補足情報】
・今回中の人要素強強案件です
・タイトルからお察しください。だけどユーゴネタで一番つおいのこれなんですもん!!!!(言い訳)
・夢小説と偽ってバトルものになってしまう
・欧州のやつから変わらぬ流れ()
そうして僕が同志ユーゴに押しつぶされていたとき…
ヒュン、
銃弾が僕の頬をかすめた。微かな火薬の匂いがする。
同志ユーゴはすぐさま黒光りする拳銃を抜き、応戦する姿勢に入った。
コツ、コツ、コツ…
闇の中から冷たいブーツの音が近づいてくる。
ゆっくり、ゆっくりと浮かび上がっていくその顔は、同志ソビエトに似ていた。
刺客は……
……同志リトアニアだった。
同志リトアニアと同志ユーゴの睨み合いがしばらく続いた。永遠のように感じられた時間は、1分?30秒?それとも1秒だったかもしれない。
バンッ…!!!
同志ユーゴが引き金を引いたとき、銃撃戦の火蓋は切られた。
それからしばらくして…
状況はかなりまずい方に転んでいた。
刺客…すなわち同志リトアニアの目にも留まらぬ素早さに、(たぶん)寝不足の同志ユーゴは体格で勝っているとはいえ…かなーり押されていたのだ。
僕も参戦したほうがいいっていうのはごもっともなんだが……参戦するってどっちにつけばいいのよ!どっちも僕の同志だってのに…
とりあえず一安心しようと腰のあたりを触ってみる。
え?なんでだ?なんで何もない…………
待て、これは本当にやばいぞ……
最悪の事実に僕が大混乱していると、
パン、ぐじゅ………
息を潜めるような銃声と、戦地で何度も聞いた最悪の音が。
見れば、同志ユーゴが肩を押さえていた。
表情は変わらず同志リトアニアを睨みつけていたけれど、下まぶたがピクピクと動いているのは痛みか、はたまた憎しみか。
軍服についた赤黒い染みがどんどん広がっていく。
同志リトアニアは瞬きする間も与えず一気に同志ユーゴとの距離を詰め、その首に銃口を向けた。
同志の右手には注射器が握られている。それを、同志ユーゴに突き立てて…………
僕はその瞬間を直視することはできなかった。
部屋がしーんと静まりかえる。
振り向いた頃には僕は同志リトアニアに組み伏せられ、同志ユーゴに打ったものと同じ、あの太くて恐ろしい注射器を向けられていた。
肌にヒヤリとした針の感触。
減っていく注射器の中の薬剤。
僕の視界は暗転した。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!