第37話

37
948
2018/12/17 10:41
.






あなたside



しんちゃんの様子が少しおかしいまま

観覧車乗り場に到着

なんだかしんちゃんがそわそわしてるんだよなぁ


『 しんちゃん、どうかした? 』

「 いや、なにもないよ 」

『 大丈夫なの? 』

「 大丈夫大丈夫 」


本当に大丈夫なのでしょうか

そんな会話をしてたらあっという間に

私たちの番

乗りまーす



(( がたんごとん



『 観覧車久しぶりだあ〜 』

『 外綺麗だね、しんちゃん 』

「 ん、あ、そうだね 」



そうだねとかいいながら

観覧車乗ってから外を1度も見てないこと

知ってるんだからね


本当になんなんだろう、、

観察してみよっと



「 う、 」

『 !! 』

『 しんちゃん 』

「 なに? 」

『 もしかして高いとこ無理? 』

「 う、 」

「 、、、 そんなことないよ 」

『 今の間は何 』

「 ごめんなさい、俺、高所恐怖症です 」

『 なんではやくいわなかったのさぁ! 』

「 だって、ださいじゃん? 」

「 しかもあなた、すごく楽しそうだったから 」

「 最後に悲しませたくなかったんだもん 」

『 もーー、、 』

『 、、ありがとう 』

「 ん。 」

『 全然ださくないよ 』

「 そうかなぁ 」

『 でも、ジェットコースターは好きなのに

観覧車は無理って変なの 』

「 ジェットコースターは速いからいいんだよ 」

「 外、あんまり見れないし 」

『 なるほどねぇ 』

「 てか、ほんと無理、、 」

「 ぎゅーして 」

『 はいはい 』(( ぎゅ


「 これで十分気が紛れる 」

『 それならよかった 』

「 あなたのにおいすき 」

『 自分のにおいとかよくわかんない 』

「 まあな 」

『 でも私もしんちゃんのにおい落ち着くからすき 』

「 なんか照れる 」

『 あははっ 』

『 あ、もうすぐ頂上 』

「 え、うそっ 」

『 本当 』

『 すごく綺麗なのに 』

「 、、真下見なきゃ大丈夫かな、 」

『 え、大丈夫なの? 』

「 折角だし、あなたがそう言うくらいなら

見てみたいなーと 」

『 無理しないでね 』

「 おん、 」

「 うぅ、 」 (( ちらっ

「 わぁ 」

『 綺麗だね 』

「 おんっ 」

『 大丈夫っぽい? 』

「 よゆー 」

『 さっきまでびびってたくせに " 』

「 るせっ 」



「 あなた 」

『 ん? 』

「 これからもよろしくな? 」

『 うんっ 』

「 だいすきだよ 」

『 私も! 』

「 ん 」


(( ちゅー


『 っん 』

『 えへへ 』

「 なんだよ 」

『 だいすきっ 』(( ほっぺちゅー

「 はいでた不意打ち。 」

「 ほんと無理だって、、 」 (( 耳真っ赤


耳真っ赤にしちゃって

かわいいやつめ


(( がたんごとん


観覧車降りました


「 うわあい、地上だぁ 」

『 小学生みたいだよ、しんちゃん 』

「 ばかにすんなよっ 」

『 してないよ " 』

「 うし、お土産買って帰ろう! 」

『 うんっ 』



こうして、ちゃんとした 初でーと が終わりました

遊園地楽しかったなぁ


自分が苦手なのに乗ってまで

私を喜ばせようってしてくれて

本当にいい彼氏を持ったなぁ

いけめんだし。


ほんとありがとう、しんちゃん

これからもよろしくね








プリ小説オーディオドラマ