第56話

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2019/01/06 15:24
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與真司郎side




今日は卒業式

もう高校3年間終わったのかと思うと

本当にあっという間だった


特に3年になって、あなたと出会ってからは。


初めてあったのは俺が高2の時

うちの高校の入試当日

学校の近くの公園で秀太と遊んでたら

あなたを見つけた

一目惚れした


あなたは何かを落として行ったから

すぐに走って届けた

そしたらうちの高校に受験するって知って

どうか合格しますように

って沢山祈った


名前も知らなかったすごく可愛い女の子。

入学式の日

またあなたを見つけた

これから同じ学校に通えるんだって思ったら

すごい嬉しくて、すぐに話しかけに行った

あなたも俺の事を覚えててくれて

少し話して連絡先交換して。


あれからもうすぐ1年

この高校であなたと会えることは

もうないんだって思うと寂しい


学校が違うとほとんど会わないし、

会いたくても会えない


そんなことを考えてたら

あっという間に卒業式は終わり


最後のHRも終わって、解散


このあと秀太と宇野とあなたの家に行く


はやく会いたい




実 [ 真司郎 ]

「 ん? 」

実 [ 私、今から秀太に告白してくる ]


そう

宇野は秀太のことが中3くらいから好き

たまに相談受けてたから。

宇野と俺らは違う大学

だから、告白するんだと思う


「 頑張れ 」

実 [ ありがとう ]

実 [ 先にあなたちゃんの家行ってて ]

実 [ あとから行くから ]

「 わかった 」

「 上手くいくといいな 」

実 [ うん! ]

実 [ じゃあまた後でね! ]

「 おう 」



宇野、

俺はお前がずっと片思いしてたのを知ってる

また中2の時みたいなことはないように

上手くいくことを願うよ

頑張れ、宇野。


秀太の好きな人とか聞いたことないな、

どーなんだろ、


とりま、あなたの家行くか、











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