第23話

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2018/12/29 10:22
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あなたside



昨日は眠れなかった

しんちゃんのことしか考えてなかった

今日も学校。行きたくないな、


昨日しんちゃんが帰って少ししてから

しんちゃんからメッセが来た


しんちゃん
しんちゃん
 あなた。今日はごめん。 
 


なんて返したらいいかわかんなかった

しんちゃんを傷つけたくない

もう傷つけちゃったけど、、

どうしたらいいんだろう。

私がもっと大人になればいいのかな、


しんちゃんはもう高3でもうすぐ大人

そーゆーことを考えてないはずない

私はまだ中身は中学生で

まだまだ子供。

しんちゃんに応えてあげられなかったことが

すごく悔しい


ただでさえ、しんちゃんとつり合ってないのに

これくらいしなきゃって思うのに

体は正直で。



もっとしんちゃんに近づきたい。



今日の昼休み。

しんちゃんに直接謝ろう

自分の気持ちを正直に伝えよう



昼休み



よし、、行かなきゃ。


秀 [ あなたちゃん ]

『!』

『 しゅうちゃん。』


しゅうちゃんこと【 末吉秀太 】。

しんちゃんの親友

しんちゃんとは中学生からずっと一緒なんだって

だから私たちのことをしゅうちゃんは

誰よりも応援してくれてる

しんちゃんの大切な人

私も大切な人


秀 [ 真司郎から伝言 ]

『 、、うん 』

秀 [ 今から裏庭に来て ]

秀 [ ってさ ]

『 、、わかった 』

『 私も今からしんちゃんのとこに

行こうとしてたからちょうど良かった 』

『 わざわざありがとうっ 』

秀 [ いえいえ ]

秀 [ 真司郎から全部聞いた ]

秀 [ 頑張れ ] (( なでなで

『 ありがとう 』(( にこっ



裏庭到着



しんちゃんいた。


『 しんちゃ、ん 』

「 ! 」

「 あなた。」

「 昨日はほんとうにごめんな 」

『 大丈夫、。』


すごく悲しそうな顔。

私はそんなしんちゃんの顔見たくない。

いつもにこにこしてるしんちゃんが大好きなの


『 私ね、 』

『 しんちゃんとずっと一緒にいたいの 』

「 俺もだよ 」

『 でも、今の私はしんちゃんには

全然つり合ってなくて。 』

「 そんなことな 『 聞いて、しんちゃん 』

「 、うん 」

『 だから、昨日、少しでも大人のしんちゃんに

近づけるようにって頑張った 』

『 でも、無理だった 』

『 私、しんちゃんが大好きなの 』

『 しんちゃんに応えたかったの 』


『 今の私はまだまだ子供で 』

『 しんちゃんを満たしてあげることは

出来ないかもしれない 』

『 だけど、こんな私だけど、、 』


『 これからもずっと一緒にいたいです 』



「 俺があなたを好きになったのは

あなたのそーゆー純粋で真面目なところ 」

「 付き合う時に決めてたんだ 」

「 あなたのペースに合わせよう って 」

「 それを守れなかった自分が凄く嫌だ 」

「 昨日、家に帰ってから 」

「 とにかく怖かった 」

「 あなたに嫌われたかもしれない 」

「 これからどうしよう って 」


「 でもやっぱりまずは直接謝ろうって

思ったんだ 」

「 本当にごめんなさい 」


『 もう、謝りすぎだよ、しんちゃん。 』


「 あなたの気持ち聞いて、嬉しかった 」

「 俺との事考えてくれてるなって 」


「 あなたが嫌がることはしない 」

「 だから、 俺とずっと一緒にいてください 」


しんちゃんなりに考えてくれたんだ。

きっと昨日一晩考えてたんだ

私もそんなしんちゃんに応えなきゃ、


『 はいっ、、! 』

「 うぁぁ、、 」


地面に座り込むしんちゃん

安心したんだろうな。

もー、可愛い。


『 しんちゃん 』

「 、、、 」

「 緊張した、、 」

「 安心した、、 」


『 ありがとう、しんちゃん 』


「 こちらこそ 」


「 これからもよろしくな 」

『 こちらこそっ 』(( ぎゅー


あ、やばい、急に抱きついちゃった

また昨日みたいになったらどうしよう



(( よしよし



よかった。

しんちゃん、私のことをすごく考えてくれてて

めっちゃ嬉しかった

本当にありがとう。





やっぱりしんちゃんの腕の中は

すごく安心する、、。






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