小鳥遊さんかな?僕は変な体勢で寝ていたのか痛む体に鞭を打ちながらスマホを取り出す。
こんなに僕の指って細かったっけ?
僕は違和感を感じながら、スマホを持つ。
電源オフの時に自身の顔が反射する。すると誰かもわからない顔が映し出されていた。
自身の声ではない声まさに女声。僕に女声の特技はない
恐る恐るスマホのカメラ機能を起動した。
寝ぼけた顔で内カメラにした僕は自身なのだろう…?顔が見えた。碧髪に碧眼。服は男の時に着ていた服装。多少ラフな格好だった為か下を見ると谷間がくっきり見えた。…どれくらいあるんだ?そして自身の息子を確認するも案の定なかった。
半袖の僕は腕を確認すると白い肌で綺麗だった。下手したらいや、完全にそうだな。女になってる。
我ながらこの美貌…男を簡単に堕とそうだ。
軋むような痛みは体が変化したからだろう。僕は近くに寝ている小鳥遊さんを起こそうと立ち上がる。
爪先が見えないし、腕を胸の前で動かしてもつかない。
周りから見るとこれ…ズボンの丈が合わない…腰回りも男の頃より小さくなったのかブカブカで今にも脱げそうだ。そう気づいた僕はズボンについている紐を固く引っ張って縛りギリギリ脱げないようになんとか履いた。上はどうしようもない。胸元が完全に見えていて、はだけそうだ。
強引だが、無理やり起こすと、何かに気付いたのか、自身の股間あたりを探る
気が付いたやつだ…
…焦る彼…?彼でいいか。彼は顔に手を当てる
2人で混乱しながら、小鳥遊さんは僕の体を一瞥しながら言った
すると後ろから教授が入ってきた
そう言って大声を上げて警備員を呼ぼうとする教授に焦った小鳥遊さんは学生証を出した
当然の反応だ。
こんな非常事態、正直初めてだ。いや初めてじゃないきゃいけない
嫌な顔はされたが、妥協として話が通った。
着替え終わった僕は女子更衣室から出る。この姿で男子更衣室には入らないしな
そう独り言のようにポツリと呟いていると、後ろから反応が返ってきた
そんな愚痴を真っ向から言われたが、僕はそれをいなす
そう言われて2人は慌てて車に乗る
そんなこんなで服屋に着いた私たちは身体測定共に、下着上含め買い揃えた。
元男としての威厳は小鳥遊さんによりぐちゃぐちゃにされた。
細かく解説していたがとても早口で喋る。普段は多少早口だけど気にならない程度だったが、地質学や地学になると早口になり、ついていけない人が多発している。僕はついていけるけど…
それに、ファッションも好きらしい。今気がついた
男物も自身で選んで、会計になった。
そんなこんなで僕たちはその場を後にした















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。