デビュー会見の二日後、新居を見に行った。
メンバーみんなが見に行ける日やったけど、しげは検査入院で行けなくなってしまって、代わりにしげのお父さんとお母さんが来てくれはった。
家に入った瞬間、みんな大はしゃぎで走り回ってる。
みんなどんな家がいいか注文をしつこく聞いてたら、めんどくさくなったのか、俺と濱ちゃんにまかせっきりになって正直この家でほんまに良かったんか不安やったんやけど。
嬉しそうやしまぁ良かったなって、濱ちゃんと笑う。
しげのお父さんはメンバーに引っ付いて一緒に歩き回りながら羨ましそう。
仕事に行くのはちょっと遠くなるけど、周りは静かなちょっと田舎の一軒家。
この辺は家も少ないし自然もある。
窓からは夕日がばっちり見えるし、しげの望みも叶う。
これから、ここで7人一緒に暮らすんやな、
そう思って深呼吸した。
しげも、喜んでくれるといいな。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!