第5話

第5章
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2020/07/30 07:21
春馬
春馬
思うように進めねえ。あの頂上の塔…見えたり見えなかったり、本当に蜃気楼みたいだ
あなた

春馬、冷静に聞いてくれ。 舞さんのことだ

春馬
春馬
えっ?舞がどうしたって?
あなた

納見舞は18年前に碧キ島に来た調査隊隊長の娘だ。

春馬
春馬
ちょっと意味が分からねえよ
あなた

調査隊の資料は送るよ

春馬
春馬
一通り、読んだ。18年前にこの島を訪れた調査隊があった…?
あなた

調査隊は全滅している。舞の父親も含めてな
舞は調査隊隊長だった父親が何をしたのかを調べている

春馬
春馬
舞が、調査隊長の娘だって。そんなことは一言も言ってねえ…
そもそも彼女は俺に付き合ってくれる形で付いてきたんだ。どうなってるんだ?
あなた

彼女が宝探しの依頼者だったんだ。

春馬
春馬
そんな…バカな…ちょっと考えさせてくれ💦
あなた

調査隊の秘密を知る舞は、何者かに狙われている

春馬
春馬
俺はこのまま進むぜ👍
この島は三方向から中央の山頂に向かう地形になっている。
3人が分かれないと霊宝に近づけない仕組みなんだ。
あなた

お前が行く理由なんてないだろ?
ショックなのは分かるが、早く戻れ!
もう、霊宝を探す理由はないはずだ

春馬
春馬
舞は関係ない、というか、何か隠していると思っていた。
それでも俺は自分の意志でここに来たんだ。

チャンスなんだよ。もう二度と来ることはできないからな
春馬
春馬
誰かがじっと潜んでいることも分かってるよ。だから、もう戻ることもできないんだ。
多分、島にいる3人が合流できる方法も、山の頂上に向うことしかない。
蜃気楼の塔のそばに行くつもりだ。
あなた

分かった。俺はずっとオンラインでいる

春馬
春馬
この件はオレに任せてほしい、それじゃ、またな

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