[りょう視点]
りょう「てつやー!ちょっと、手伝ってー!」
てつや「え?なにを?」
りょう「いいからー!」
少し離れたところから大声でてつやを呼んだ。
なんなんもう!とか言いつつも来てくれる。
こう言うところが憎めない。
りょう「まぁ、手伝ってほしいことなんてないんだけど呼んだだけ。」
てつや「嘘やん!なんで呼んだの。笑」
りょう「…手伝ってほしいことはないけど話したいことはあるから。」
てつや「…あなた?」
りょう「うん。」
てつや「告白したとか?」
りょう「違う。」
てつや「どうした?」
りょう「お前が俺らを友達だと思ってるように俺らもお前のこと友達だと思ってるから。…なんて言えばいいのか分からんけど、もう遠慮するような仲じゃないやん。としみつとかしばゆーは鈍感だから気が付いてないけど、お前があなたを好きって言ったところでお前を嫌いになるわけないから。」
てつや「…。」
りょう「それだけ。」
てつや「…あなたも、りょうもとしみつも好きだから、嫌われるなんて思ってないけど、ただ幸せになったらいいなって。」
りょう「だから、それは俺らも同じだから。てつやだけが我慢するなんてことしなくていいんだよ。」
てつや「…。」
りょう「…先生には言っておくから、保健室でも行ってこい。」
てつや「うん。」
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泣きそうなくせに安堵したような顔をした。
その顔を見ると言って良かったと思う。
ライバルは増やしたくなかったけど、
友達に我慢させてるよりはずっといい。
チャイムが鳴る、急いで教室に入って先生に
てつやは保健室だと伝えた。
1番前の真ん中、てつやがいないとやけに寂しい。
あなた「てつやくん大丈夫かな。」
りょう「寝不足じゃない?寝てないって言ってたし。」
ゆめまる「あいつロングスリーパーだからな。」
メイ「寝すぎると疲れるのにね。」
としみつ「俺も保健室行きたいなぁ。」
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てつや「めっちゃよく寝たー!!!!!」
帰ってきたてつやは吹っ切れたように笑った。
その姿を見てみんな嬉しそうな顔をした。
いつもの明るいてつやだった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!