あなた「……まじすか」
絵心「マジだ」
たった今、士道龍聖が引き抜かれたということを聞かされた
しかも…
あなた「あの冴くんがねぇ…」
超絶びっくりした
しかも凛めっちゃ不機嫌だし
何があった凛と冴くん
私がドイツ行ってる間に───────
”あの日!何があったんだよ!”
あなた「言えるワケ……ないじゃん」
あの日の出来事なんて
フラッシュバックしただけで二日だもん
あなた(…今は、それどころじゃないよね)
そうだよ
U-20日本代表と闘う
もうすぐそこまで迫ってる
私にできること
私にしか出来ないって自負してること
今日もしっかり頑張るんだ
世界一のストライカーを生み出す為に
~当日/ブルーロックVSU-20戦~
あなた(……遂に来た…来ちゃった)
落ち着け…
アイツらなら…きっと勝てる
大丈夫だから
彩乃「みっ、みんな!頑張ってね!」
ブルーロック『おう!』
あなた(きっと…ううん絶対、勝てる)
あなた「…勝ってこい」
ブルーロック「はい!」
彩乃「……」
ピーッ(スタート)
彩乃「…ねぇ」
あなた「……」
彩乃「ねぇったら!」
あなた ビクッ「うぉっ、…なんだよ」
彩乃「あんたさ!消えてって言ったよね?」
あなた「言われましたね」
彩乃「じゃあなんでまだ居るのよ!」
あなた「絵心っちに言えって言ったよね?それに、なんでアンタなんかの話聞かなきゃいけないワケ?」
彩乃「アンタなんかいらないのよ!」
あなた「────────!」
彩乃「確かに仕事は上手いけど!死んでるようなアンタなんか居ても居なくても変わらないじゃない!」
あなた「ッ」
「「とっとと消えなさいよ!アンタなんかいらないわ!」」
あなた「ッあ────────」
どう、して、?
なんで?
どこがダメだったの?
何がいけなかったの?
私には何が足りなかったの?
あなたは私に何を求めてたの?
あなた「お母さん──────」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!