プロセカ知らん人は「(ㅎ-ㅎ )」ってなってるやろうから、はよ進めろ
おらふくんside
おんりーにも自分の感情にも目を背けたくて、思わず屋上から逃げ出してきたけど、昼休みの廊下は人で溢れかえっていた。
今は必死に我慢している涙はいつ溢れてきてもおかしくない。
走って、走って、ぶつかった人の怒号も気にならないくらい必死に走った先は、どことも分からぬ踊り場だった。
静かな場所に、自分の足音だけが響く。
もう、誰も、いないからっ、いい、よね?
大声で泣いた。
身体中の水分を全て出し切るくらいに泣いた。
赤子のように泣いた。
自分の穢れた気持ちが全て涙となって流れたと思った時、隣にMenがいた。
そう言って階段の一番下の段に腰掛けるMen。
見下ろすのもなんやと思って隣に座る。
あんなに酷いことを言ったのにおんりーは、泣いてなかった。
ぼくは、自分で言った言葉に傷ついて泣いた。
あぁ〜あ。ぼくって最低や。ほんまに…
心がふわりと軽くなった気がした。
一人じゃないって、楽なんだな
ドズぼんが階段を昇って、ぼくたちの数段上に座る。
隣を見ると、トーク画面に「おらふくんと普通科南側の階段にいます」と送られていた。
「謝りに行かなきゃ」そう思うも、恐怖が勝ってしまう。
嫌われちゃってたらどうしよう。また酷いこと言ったらどうしよう。
そんなことを考えてしまう。ぼくが悪いのに
不思議な雰囲気だな。
あまり回らない頭でそう考える。
心地よくはないけど、ずっとここにいたい。
極寒の中ではいる温泉みたいだ。
外は寒いけど、ここは暖かい。
昼休みの終わりを告げるチャイムが、無慈悲にも鳴る
今はちょっと授業に出たくない。
目も赤くなってるだろうし、ここから動く気力もない
あと五分で授業が始まってしまう
そう言ってMenとぼんさんが行ってしまう
本当にこの人には敵わないや
保健室の先生は、ぼくが保冷剤貰った後に、電話がかかってきて、「ごめんね!ちょっと急用入ったから、待ってて!」と急いで飛び出していった
ドズさんと、結構長い間話していたけど、いつまで経っても救護の先生が帰ってこない
ドズルさんの声が途切れる
ドズさんの声に従って外を見ると、校門の前に救急車がいた。
そして、そこに運び込まれていく担架も。
顔は、救急隊員に隠れて分からなかったけど、頭は赤かった。
話し合っていると、汗を拭きながら先生が入ってきた
ぼくたちが話してる間も、ずっと校門をちらちら見る先生
普通科から運動科の棟に帰るには、進学科を通らないといけない。
「いやだなぁ」
と思いつつも、おんりーのクラスを見ると、いなかった。
その時は「まだ屋上にいんのかな」と深く考えなかった。
放課後。ぼんさんが、「屋上、鍵しまってるか確認しに行きたい」といったのでみんなでついて行くことに。
『立ち入り禁止』
ドラマでしか見た事ないような黄色いテープが貼られていた。
20分後。
ぼくらはドズルさんの部屋に集まっていた。
かくかくしかじか
プルルルルル、プルルルルル。
プルルルル、プルルルルル。
「切ろっか」
そうドズルさんが言って、切ろうとした時だった。
繋がった。

今のおんりーに対する心情
ドズル→酷いことを言った自覚はあるけど、おらふくん
を泣かせたし、自殺に加担してたなんて!
ぼんじゅうる→ドズさんと一緒に心にも無いこと言っち
ゃって猛反省中
おらふくん→自己嫌悪中
おおはらMEN→また皆と楽しく遊べねぇかな?
おんりーと関わるなんて
俺には無理だったんだ

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。