第2話

放課後の勉強会
83
2018/06/23 03:26
あなた

う……ぅ
なんで、こんなことになったんだぁぁ!

溜息をつきながら教室に行こうとする。
すると「ねぇ、」という声が聞こえた。
声がした方向を見てみると
乖離
乖離
君は?
この教室に用があるのかい?
だ、だれだ……!?
自分が人の名前覚えにくいのは確かだが…


……顔まで忘れたの……か?
あなた

え……と……
冬弥くんと勉強を……です……ッ

乖離
乖離
そっか!
僕も冬弥くんによばれてるんだよ。
一緒に行かない?
あなた

わ……かりましたぁ…。

私たちは、教室の前まで歩いた。
すると、前から冬弥が走ってきた。
冬弥
冬弥
すまん!!遅れ……たって……。
冬弥は、目を丸くしてこっちを見ている。
冬弥
冬弥
なんで、乖離が?
あなた

え?
よ、呼んだんじゃないん……ですか?

冬弥は、首を横に振る。
乖離……と言われた人は、ふふっと笑う。
乖離
乖離
実はね、冬弥くんが君のことを自慢してきてね。 僕も会いたくなったんだ。
乖離という人はふふっと笑って微笑んだ。
あなた

えええええっ!?

私の声は、廊下中に響いた。
恥ずかしくなった。
あなた

と、とりあえず……勉強しましょう……。

そういって教室に入った。

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