第2話

だれかの声
18
2025/07/29 12:51 更新
ねえ、
もしかしてあなたって…

























私はこの前不思議な体験をした
いとこの家族とバーベキューをしに出かけた日のこと
お母さん
準備ができるまで遊んでていいわよ
でも川の深いところには入らないように
お母さん達が準備をしている間に
川の近くで遊び始めたんだけど
いとこ
ねえ、水切りしよーよ
水切り?
私は水切りを知らなかった
いとこ
石を川に投げて、何回跳ねるか勝負するの
いとこ
やって見せてあげる
いとこが投げた石は
一、二と跳ねていき
私は投げた石に目を輝かせた
私も同じように石を投げたけど
石はそのまま沈んでいった
いとこ
丸い石じゃだめよ、平べったい石がいいわ
良さげな石を探したんだけど
平べったい石は全然見つからない
躍起になって石を探していたら
私はいとこと離れた場所で
足を滑らせて川に落ちてしまった
その川は流れも速く
あっという間私は足を取られて流される
水が口の中に入ってきて助けも呼べない



あ、私◯んじゃうんだ…



そう諦めかけていたその時
誰かに腕を引かれて私は川から抜け出せた
腕を引いてくれたのはお母さんだった
後からいとこやおじいちゃん、
おばあちゃんも駆けつけてくる
お母さん
よかった…
助けの声が聞こえてきたから…
助けの声…?
私はその時いとこが助けを呼んでくれたと思った
でも、いとこは呼んでいないという
私も声を出せない状態だったし
助けを呼べなかった
その時お母さんはハッとした顔をした
お母さん
確かにお母さんには女の子の声が聞こえたの
お母さん
もしかしたらあなたのお姉ちゃんが
呼んでくれたのかも
お姉ちゃん…?
私は一人っ子だからお姉ちゃんはいない
どういうことか聞くと
実は双子として生まれるはずだったらしい
しかし出産の時だいぶ時間がかかり
私たちは衰弱した状態ででてきた
なんとか私は一命を取り留めたけど
姉の方は亡くなってしまったらしい
私は時々同じ夢をみていることがある
私そっくりな女の子と遊んでいる夢
あれはずっともう一人の私だと思っていたけど
本当は私のお姉ちゃんだったかもしれない
その夜私は夢を見た
私そっくりの女の子が
少し怒った顔でこっちを見ている
「あぶないこと…しちゃだめ」
私はそう怒る女の子に聞いた
ねえ、あなたは私のお姉ちゃんなの?
そう聞くと女の子は目の前から消えた
私はお母さんにその話をした
するとお母さんは泣き始めた
お母さん
ごめんね…ちゃんと産んであげられなくて…
ごめんね…
そう言ったお母さんを慰める
私はお姉ちゃんに救われた
もしかしたら生まれる時にも
救ってくれたのかもしれない
れいお
れいお
お話はどうだったでしょうか?
れいお
れいお
感想を聞かせてくれると助かります
れいお
れいお
では、さようなら〜

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