第3話

すちside
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2025/10/05 07:00 更新
ひまちゃんが、突然泣きそうになってる。
そのことに気がついたのは、きっとこの中ではおれだけだろう。
といっても、ここには泣きそうになってる本人のひまちゃんと、おれと、らんらんしかいないけど。
そういえば、相談といえばおれも相談があるんだった。
いや、相談と言える相談なのかはわからないけど。
相談、、、もどき?みたいな。
この際だし、おれも2人に意見もらおうかな。
そう思って、おれはさりげなくらんらんの視界から、泣くのを必死で堪えている暇ちゃんを隠しながら口を開いた。

「ねえ、おれも相談もどきしていい?」

「もど、、、?うん、いーよ!大舟に乗ったつもりで、リーダーに任せなさい!!」

「すち、大舟に見せかけた泥舟じゃないことを祈っとけよ。」

「わかった。」

「ん?2人共ちょっと失礼じゃないかい?」

らんらんのツッコミは華麗にスルーして、おれは自分のスマホのスクショ画面を見せる。
ちなみに、カメラロールはイラストを描くためのあられもない姿の自撮りで溢れ返っているから、絶対に見せない。
スクショ画面だけを見せて、おれは相談の内容を話した。
最近、アンチがちょっと増えたこと。
その人達は大体、おれが歌とイラストをどっちもやっていることか、おれのシャウトが耳障りだということを言っていること。

「歌かイラストか、どっちかしかダメなのかな、、、。それに、シャウトも、、、」

「は?そんなわけなくね?え?自他共に認める画力ない民から言わせてもらうと、すっちーは歌もイラストもやった方が良いよ。それに、シャウトだってめちゃくちゃカッコイイし、気にすることないよ。人間、自分にないものを人が持っていると羨ましくなっちゃうでしょ?この人達もそうなんだよ、きっと。すっちー何でもできるから、羨ましがってるだけなんだよ。誇ったら良い。褒め言葉褒め言葉、ポジティブに行こ!ねっ?」

「まあ確かに、らん並みのポジティブ思考がないと、歌い手やってけねぇからww」

らんらんの言葉にひまちゃんも乗っかってきてくれて、おれはガラにもなく、泣きそうになってしまった。
軽い相談もどきのつもりだったのになぁ、、、
おれはそう思いながら、笑って頷いた。
目に光る涙には気が付かないでほしいなぁ、と願いながら。

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