第16話

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2025/09/03 20:00 更新














J.H
J.H
 はぁ … 















     カウンター席に座って

     グラスに入ったカクテルを眺める


     結局 ,

     この間は相手を見つけられず

     友人からの呼び出しで飲み会に参加して

     ぐだぐだに酔って家に帰り

     泥のように眠った


     飲み会中 , そんほの生徒のことを

     度々思い出しては

     掻き消すように酒を呷ったせいで

     案の定二日酔いになった

     翌日酷い頭痛に耐えながら

     そんほに連絡してみても

     " うなくはそんな子じゃないよ "

     と , 俺の話をまともに取り合ってくれなくて


     そんほから何か注意してくれたら , なんて 。

     そんな俺の思いは叶いそうになかった














J.H
J.H
 ぁ … 















     カウンターの奥から , あの赤髪が顔を出す


     は - , 今日もイケメンですね 。


     そう心の中で悪態をつく俺を視界に入れた赤髪が

     何か焦った様子でこちらに来た














T.S
T.S
 あの , っ 




J.H
J.H
 な , なんですか  















     自分から話しかけてきたくせに

     バツの悪そうな顔をして口ごもる


     一体なんなんだ ,

     なんで俺に話しかけるんだよ


     異様な雰囲気が気持ち悪くて

     用件が無いなら失礼します , と

     俺がそう言おうとした瞬間 , 赤髪が口を開いた














T.S
T.S
 こないだのやつ , 
俺ちょっと見てたんですけど




J.H
J.H
 こないだの ? 




T.S
T.S
 はい 。 店の階段前で … 















     あぁ , あの時か

     ていうか見てたならどうにかしろよ


     そう言いたくなったのを我慢して

     続きの言葉を待つ














T.S
T.S
 それで , あの子
また結構ヤバイやつに声掛けられてて …















     … また ?

     てことはあいつ , ここに来たわけ?

     もう来るなって言ったのに

     何で言うこと聞かないんだよ














T.S
T.S
 そのまま行っちゃいました , 




J.H
J.H
 そのまま … 行ったって ! ? 















     なんで止めないんだと声を荒げる俺を宥めながら

     気にかけては居たけど ,

     店長に呼ばれて戻ったらもう居なかった 。

     そう申し訳なさそうに言われれば

     何も言えなくなる


     この人だって仕事中だったわけだし

     そこまで客の面倒を見る義理はない














J.H
J.H
 すみません , 声 … 




T.S
T.S
 あぁいや , 大丈夫です 














     … もう , ほんとにどうしようもないな


     溜め息をついて頭を抱える

     人の忠告を聞かないでまた来て

     それでヤバイ男に着いていくなんて

     自業自得だよ


     … いや

     俺のせい … も , あるかもな














J.H
J.H
 あの , その二人どこ行きました ? 




T.S
T.S
 駅から反対方向のラブホ … 
だったと思います















     反対方向 … てことは

     結構ヤバイ奴だな


     " 処女じゃなかったらいいのか "


     ただの戯言だと思ったのに

     まさか本気だったなんて


     あ ~ もう , ここで義理を通さないと

     大人として失格だし

     きっとそんほにも嫌われる


     俺は金と感謝の言葉だけを残して店を出た














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