第15話

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2025/09/02 14:00 更新















     わかってる , 分かってるよ

     自分が今どんなことを口走ったのか

     ちゃんと理解してる


     俺とセックスしてください


     そんほ先生の友人に

     俺はそう言ってる


     だってしょうがないじゃん

     一目惚れなんだもん

     先生に無理を言って名前を聞き出すくらい

     一瞬で好きになっちゃったから


     こんな場所で偶然にも見つけて

     じぇひょんさんも男が好きなんだって知ったら

     俺にもチャンスはあるんじゃないか

     そう思うでしょ














J.H
J.H
 … 男との経験 , あるの ? 




W.H
W.H
 それは … , 















     男の人を抱いたことも , 抱かれたこともない

     でもじぇひょんさんとならそういうことがしたい














J.H
J.H
 はぁ , やっぱり
そんな簡単に言うもんじゃないよ















     簡単に言ったわけじゃないのに














W.H
W.H
 どうしたら , 相手してくれますか 















     自分の声は震えていた


     緊張 , 羞恥

     そこに必死さが加わって

     俺の頭の中はぐちゃぐちゃだった


     とにかく ,

     俺は二度と会えないかもしれないこの人と

     どうしても関係を持ちたい

     その思いが先走って , 止まらなかった


     でも , じぇひょんさんから返ってきたのは

     明確な拒絶だった














J.H
J.H
 俺 , 友達の教え子に手出す趣味ないから
それに … 処女はごめんだね















     … もし , 俺がそんほ先生に教わっていなかったら

     他の人と経験があったら

     そんなの今考えたってどうにもならないのに

     じぇひょんさんの腕を掴みながら涙をこらえた


     そもそも先生との関係がなかったら

     こうして出会えてない


     じゃあ今俺に出来るのは …














W.H
W.H
 処女じゃなかったら , 相手してくれるんですか 




J.H
J.H
 … は ?
あ , てか離して 。 もう行かないと















     時計を気にするじぇひょんさんが

     冷たい言葉のわりに

     俺の手を優しい手つきで外す














J.H
J.H
 ほんと , 気をつけて 。 
もう来ちゃダメだよ















     それだけ言って早足で去って行く背中を眺める


     来ちゃダメ ?

     そんなの聞くわけないじゃん

     俺はあんたに相手してもらえるなら

     処女くらい捧げるよ


     あの受験勉強に比べたら

     あんたを追いかけることくらい

     楽勝なんだから














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