あなた「…え?サイン書いてくれるの?」
ほら、彼女は純粋だから いけない事をしようとしているとは、思いもしてない。
菊池が 大事にしてる証拠だな。
菊池の色 意外に染まってないみたいだ。
余計、俺の色に染めたくなる … 。
ああ … 、 酒が入ると駄目だな。
理性なんかぶっ飛んでくよ。
『こういう事だけど?』
後頭部に手を添え、口付を落とす。
あなた「…… んっ。 な、何するの!?」
『ほら、大きい声出すと菊池起きちゃうよ?』
あなた「やっ…んん…ふっ…んっ… 」
何度も角度を変えて 、 俺で一杯にしようと口付ける。
彼女から漏れる声が、あまりにも卑猥で 止められなくなる。
唇を話すと、頬をさっきよりも染めて、目を潤ませている。
あなた「ね、健人裙…大丈夫…?」
何だそれ。
キスされたことに、動揺してると思ったら、俺の心配?
馬鹿だろ…ほんとに…。
『なあ、それ計算なわけ?』
あなた「そ、そんなつもりじゃ… 」
『じゃあ、キスされたのに何で怒んないの?』
あなた「だって…風磨の大切な仲間だから…怒ることなんか出来ないもん…。」
何処まで 優しいんだよ。
俺は、今 酒も入ってるし、その優しさを
“ ああ、そうなんだ。優しいね。 ”
ってだけじゃ終わらせられないよ?
『ごめん…その優しさに漬け込むわ…。 』
罪悪感が無いと言ったら、嘘になる。
こんなに可愛い娘、それも菊池の彼女。
酒が入ってるからと言って、手を出してはいけない事ぐらい分かってる。
… でも、無理なんだよ。
どうしても、“ 彼女に触れたい ” 。
あなた「え?健人…く…んん…やめてっ…」
ほんの少しだけ開いた口の隙間から、舌を入れる。
口内で逃げる彼女の舌を必死に追いかけ、俺の舌を絡める。
舌が絡む度に鳴る卑猥な音が、脳を支配していく。
あなた「んあ…はあ…んん…あ… 」
ほら、こんなにも 彼女が可愛く鳴くから、止められなくなっちゃうじゃん…?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。