第9話

7話
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2022/10/30 12:56
[最終選別当日、私たちは藤襲山に向かいました]
[辺り一面が、美しい藤に彩られていました]
ふたりがたどり着いた場所は、なんとも幻想的な景色が広がっていた
『うわぁ…』
「すごく綺麗ね」
[しかし、美しい景色とは裏腹に、最終選別の内容は厳しいものでした]
このまま何事もなく最終選別が終わってくれ


そんなシャンクスたちの願いを嘲笑うかのように、また映像が切り変わった
『…減らないッ』
そこに映ったのは、ボロボロになりながらも鬼を狩る2人の姿だった
シャンクス
シャンクス
クソっ
見ていられないシャンクス率いる赤髪海賊団は、みんなして鬼に殴りかかろうとするも、ただの夢である
[斬っても斬っても、終わる気がしない絶望]
[しかし、昼の間は、唯一鬼に脅かされない時間でした]
『…疲れた』
「そうね…
まだ一日目だもの、もうちょっと頑張らないとダメね」
『うん…』
[昼の時間は、鬼が出ないといえ、暇ではありませんでした]
『お腹すいた…』
「それに喉も…」
「私獣が居ないか見てくるわ
あなたの名前(前世)は川が流れていないか探してきてくれる?」
『…うん!』
現実とは非常である
夜は鬼を狩り、昼は生きるために働く
こんなのいつ休むんだ
ルウは今すぐにでも2人に上手い飯をたらふく食べさせてやりたい欲求にかられるが、これは夢である
ウタ
ウタ
あなたの名前ぅぅ…
ウタに至っては、映像に向けて自分がさっきまで飲んでいた水と食べていたご飯をあげようと必死である
…何度も言うが、これはただの夢である
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