第33話

第30話
402
2025/08/02 12:32 更新
風が私の髪の毛を靡かせる。


少し風が強く、うっとおしくも感じる。


その風は私の背中を押すように階段をのぼった。
あなた
はぁはぁ…(暑い…足がプルプルしてる…)
カフェから全力ダッシュでいつもの場所へと向かった。


だって、したら皆がいると思ったから。





コン カン
コン カン カン
コン カン




最後の段を踏み進んだ。
MECHATU-A
いつもの8人が私の方を一斉に見た。


あ、8人がいる。いつものこの場所に。


けどなんて声をかけよう。

いざ来たものはいいものの考えてなかった。

だけれど、まずは…。



あなた
ご、ごめんなさい!!
私の声が橙色の空に響いた。
あなた
皆に迷惑かけるようなことしてごめんなさい!
迷惑かけないようにしようとしたけど、上手くできなくて、
あなた
で、でもっ
あなた
皆ともっと一緒にいたいなって…もっと遊んでたくさん知りたいのっ
赤城ウェン
あなたの下の名前ちゃ〜〜〜ん!!!!
泣きながらウェンくんは私を抱きしめにきた。
赤城ウェン
あなたの下の名前ちゃんは謝らなくていいんだよズビッ
僕が悪いんだよ…ごめんねズビズビ
あなた
ウェンくんは悪くないよ…私が振り回したようなものだから
私はウェンくんの背中を擦りながら話した。


顔をあげると皆私を見ている。寂しそうな顔で。
あなた
ショウくん、朝はごめんね、無視しちゃって
星導ショウ
あ、いや全然大丈夫…。とにかく戻ってきてくれて良かったです
ショウくんは少し目を擦りながら話していた。
あなた
リトもごめんね。より迷惑かけちゃったね…。
宇佐美リト
いや、仕方ない…。あなたの下の名前は何も悪くないよ
あなた
マナくんもライくんもロウくんもカゲツくんもイッテツくんもごめんね…色々と巻き込んで
小柳ロウ
あなたの下の名前が帰ってきたなら大丈夫
叢雲カゲツ
心配したよ…ズビ
伊波ライ
俺らの方こそ迷惑じゃなかった?
あなた
迷惑じゃないよ!むしろ私が迷惑かけてたよ
佐伯イッテツ
そんなことない!!何も悪くないあなたの下の名前ちゃんは!
緋八マナ
俺ら例の先輩に直接話そうと思っとってん
あなた
え?
なんで?8人のみんなが話に行く必要は無いのでは…?
緋八マナ
あなたの下の名前ちゃんが俺らのせいで傷つかれるの嫌やし、理由がよお分からんのが気に食わん!!
あなた
8人のせいじゃないよ…
小柳ロウ
いや、何度も言うが俺らにも責任がある
あなたの下の名前はなんも悪くない
佐伯イッテツ
先輩が何企んでるのかまじで意味わからないし
宇佐美リト
俺は許さないそれだけだ
赤城ウェン
もう僕はあなたの下の名前ちゃんがここに戻ってきてくれたから…それだけで…ほんとにごめんね…
伊波ライ
よしっ明日みんなで凸るぞ!!
叢雲カゲツ
じゃなきゃ僕らも黙ってられへんもんな
星導ショウ
タコで口を塞ぎましょう
あなた
そこまでしなくても…
けど、なんで?

8人はそこまでするんだろう…。
あなた
あ、あのなんでみんなそこまでするの?
MECHATU-A
あなたの下の名前ちゃんのことが好きだから
あなた
え?
聞き間違いだろうか。


私の体がだんだん熱くなるのがわかる。


強い風は私の熱を持っていってくれなかった。


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