第2話

仕事の旦那さん
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2021/06/12 14:05
朝ごはんが食べ終わるとすぐに仕事。
私たちで「おにぎり宮」というおにぎり屋さんをしています。
今ではそこそこに有名で結構人が来ます。1年ぐらい前に始めて2人で切り盛りしてる。
朝は早く起きて2人で朝ごはんを食べる。そのあとはすぐに2人で仕事場の厨房に入り、おにぎりを握る。
私は朝ごはんを作って治に「おいしい」って言われるのが嬉しくて、私は朝の時間が好き。
私はおにぎり宮のエプロンをつけて髪をシュシュでまとめ仕事の体制に入ります。
治「ほな。今日も頑張っていこかー」
あなた「そうね。今日は侑さんも来るんでしょ?」
治「…まぁ。久しぶりやしな。おにぎり用意しとくわ。」
あなた「素直じゃないね。久しぶりなのに。」
治は素直じゃないなぁ。久しぶりで嬉しいくせに。
だって東京でお店をしてるけど、プロのバレー選手になった双子の片割れに会うのはそう多くない。でもちょくちょく来てるのは仲がいい証拠だ。
黙々とおにぎりを握ってるとすぐに開店時間になる。
あなた「看板出してくるね。」
治「ほな任せたで。」
看板を出しに外に出ると、何人か人がいた。
そうして開店だ。
あなた「いらっしゃい。」
治「いらっしゃい。」
こうしておにぎり宮夫婦2人でお客さんを出迎える。
仕事をしてる治は、優しそうに笑っていて本当に…高校から変わったと思う。
大人しいというか…女子には割と塩だったんだよね…
けど今は人に優しく接している。
成長ってすごいね…
治「あなた。」
あなた「ん?どしたの?」
手招きされて近づくと
治「やっぱ2人で接客したいわ。近くにいると落ち着くし。」
客「うわぁ。ラブラブですね。」
治「まぁ妻に惚れてるもんで。」
笑って答えてくれる治はやっぱりいい男だ。
あなた「ふふっ。私も夫に惚れてます。」
そう答えると
客「やっぱ口コミ通り仲良しな夫婦でおにぎりが美味しいって評判ですね。(笑)」
治「あはは笑うれしぃですね。」
こんな感じで私は仕事をしています。
お客さんにも恵まれてほんとにいい所に店を建てたと思った。
治とも嫌な気が起きず仕事ができてるのは恵まれた事だ。
私達は、幸せ者だ。私たちにとって幸せを与えてくれたのは食べ物かもしれない。

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