第25話

操り人形だった過去
62
2023/11/25 08:43
ガンマス
ガンマス
離してください…!
ミゾレ
ミゾレ
あ…ぁ…
れら
れら
みぞれ"…さん…
ミゾレ
ミゾレ
………
ミゾレ
ミゾレ
…すみません
Latee
Latee
…私が白状しなくてもよかったみたいですね
Latee
Latee
ガンマスさん。
Latee
Latee
私からも聞きますよ
………どんなことを聞かれるんだろう?
死への恐怖より先に疑問が浮かんだ。
なんでかは知らない。
これかは殺されるだろうに…
Latee
Latee
………貴方はなんのために親を殺しましたか?
ガンマス
ガンマス
知ってますよね?
Latee
Latee
いえ、詳しくは知りません。詳しい話を聞かせてくれませんか?
ガンマス
ガンマス
…そうですねぇ
Latee
Latee
…なんでこの状況で笑顔なのか不思議で仕方ないんですけど
ガンマス
ガンマス
不思議なら貴女のその頭で考えてみたらいいじゃないですか?
Latee
Latee
…!おま…













































































れら
れら
ラテ"さ"ん…
れら
れら
…挑発に乗らないでください
Latee
Latee
…そうですね
レイラー憎い相手にそう言われて我に返った。
今は、彼女が正しい。
あくまでも…"今は"
Latee
Latee
…それで、聞いてるんですけど
ガンマス
ガンマス
…話せば長くなりますが………
…それは俺が幼い時でした。
親によく言われたんです。"貴方は女の子"だと
…それもありましたが、…もう一つ決まり文句がありました。
"ピアニストになりなさい"。
正直、俺はピアノが嫌いです。
どっちかっていうとスポーツのほうが好きでしたが、スポーツ系の習い事を提案されても却下されるどころか、学校の体育の時間すら全て見学でした。
"そんなことより音楽をやりなさい"、"スポーツは男の子がするものよ"、"お母さんに従いなさい"。
…今思えば決まり文句はもっとありましたね
でも俺はどの家系でもこんな感じだろうと思いこんでいました。
親の操り人形のように動かされ、親の前では仮面をかぶるものだろうと
異変に気づいたのは…俺が親を殺した日。
あの日は学校のテストが帰ってきました。
その時…初めて100点のテストをとったんです。
その時、褒めてもらいました。
でもそこまでして…「なぜ自分は親の操り人形のように扱われてるのだろう?」と初めて疑問に思いました。
そこからはあまり覚えてないです。
親を殺したことしか。
まぁ…なんでかと言われると…そうですね
女のように扱われたのもありますけど…一番は
"操り人形にされた"ことでしたね。

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