──深夜…、
ベッドルームでお互いに気まずい空気が流れる
流石のアルもここで巫山戯られる雰囲気ではないのは分かっているらしい
ドクドクといつもより大きく脈打つ心臓
これから始まる行為の恥ずかしさよりも、ついにアルと……と内心緊張してしまう
アルの大きな手が肩を掴んだ
ビクッと震わせると宥めるように撫でてくれる
私の反応を見たアルは苦笑いしながら、『じゃあディープは無しで♪』といつものキスをしてくれる
この優しいキスは嫌いじゃない…、寧ろもっとしてほしい。
アルは決まって、キスの最後に唇をペロッと舐めてくる
熱っぽい視線で私を見つめ、鼻先を擦り合わせてきた
着物の帯を外され、それから袴の着物も脱がされ、下着になって、肌をさらけ出す感じになってしまい、顔の熱がどんどん上がっていく
アルは私が頷いたのを見て、ベッドに優しく寝かせてくれる
まるで壊れ物を扱うかのような手つきに心臓が破裂しそうだ
首筋に顔を埋め、軽く肌を吸われた
首筋から胸に顔をずらし、飾りをちろりと舐められた
自分のものとは思えないはしたない声を抑え、胸に埋まるアルを見下ろした
まるで赤子のように吸ってくる姿が妙に愛らしく、映える赤色の頭を撫でた
急に強く吸われたり噛まれたりを繰り返され、ゾワゾワとした感覚が体中に広がっていく
赤ちゃんはこんな吸い方しないのに…、明らかに私を甚振るようなその動きに翻弄される。
どうしたらいいかわからず首を振りながら「 嫌だ 」と言えば、すぐにアルの唇が離れて強い刺激から解放される。
だが行き所のないこの感覚を中途半端に終わらされ、助けを求めるようにアルを見上げた
頬にキスをしてくるアルに言われ大人しく従うと、パンツを脱がされてとうとう全裸になってしまった
好きな人に自分のあられも無い姿を見られてしまったことを恥じて顔を枕に埋めるが、アルは優しい声色で『 綺麗です… 』と囁いた
それ?と聞く前に、アルは自身のを取り出した
れのさんのと明らかに違う大きさ
何度か見たことあっても、やはり圧倒されてしまう
息を呑み釘付けになっていると、反り返ったソレを私の脚に挟んできた
ジワッと伝わる熱量に驚き、枕を握る手に力が籠もる
ヌルッと脚から伝わるなんとも言えない感覚
アルは私の脚を掴んだまま腰を動かして、快感を堪えるかのように目を閉じている
それを見上げながら僅かに俺のにも当たってくる熱と感触に、私も声を出してしまう
全身に何かが駆け巡り、目の前が点滅した
枕に顔を埋め、脳が融けるくらいの感覚が迸れば、体中が痙攣した事が分かる
アルのからも私のお腹目掛けて目一杯放たれ、火傷しそうなほどの熱が肌に伝わる
こんな時でも彼は優しい…
小さく頷いた私を撫でて優しくキスをしてくれた
本来の行為とは違う…、きっと彼は満足してないだろうけど、私の事を思ってのことだろう
お腹に掛かったアルの白濁を指で混ぜ、それを口に運んだ
青臭く、決して美味しいとは言えない味……
アルはそんな光景を見て、私を抱き締めてきた
アルは、私の袴の着物を上から羽織らせてくれた
助かった……、全裸では歩きたくなかった
アルの優しさを、身に沁みて感じた
" 初夜 "……とは言えないかもしれないが、
いつかきっと、迎えられるように……、













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。