第47話

四十七日「片づけ」
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2026/08/31 13:00 更新
2026年8月29日。


今日は、四十九日のために、自分の部屋の片づけをすることにした。


私が亡くなってすぐ、お母さんがある程度片づけをしてくれた。


この部屋に残っている私の人生を、最後に少し振り返ろうと思っただけだ。




まだ捨てていいかわからない中学の教科書に、今までの図工や美術の授業で作った作品。


誕生日にもらったキーホルダーだったり、アクセサリー。


本棚にある小説や漫画を読み返す時間はあるだろうか。


数回しか着なかったワンピース、あんまり使ってない文房具。


もう捨ててもいいものも多いけど、片付けだけして、なにも捨ててないみたいだ。





この前もらったアルバムを、もう一度見返す。


思い出がない日なんて一日もない。


毎日のように会って、遊んで、喋って。


こうやって写真に残してくれてよかった。


おかげで、ずっと思い出せる。




昨日もらった手紙をまだ開けていなかっらから、読めなくなってしまう前に読むことにした。


今までの思い出だったり、日ごろの感謝だったり。


普段一対一で話さない人も、関わるようになってから日の浅い人も、ひとつひとつの文が大切に書かれているように感じた。




思えば、私は環境に恵まれていた気がする。


いい友達をもった。


死んでから、こんなに思い出を作れた。


もう、後悔なんてないくらい、濃い夏休みを過ごした。


最後の時間を、みんなと過ごせてよかったと思い、手紙を大事にしまった。





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